連続ドラマ『ハラスメントゲーム』の第3話に斎藤工がゲスト出演することがわかった。
本日10月15日からテレビ東京系、10月19日からBSテレ東で放送される同作は、企業のコンプライアンスをテーマに据えた作品で、スーパー業界大手老舗会社「マルオーホールディングス」の富山支店長である主人公・秋津渉が、社長や取締役たちのある思惑によってコンプライアンス室長として本社に呼び戻され、社内に起こる様々なハラスメント問題を奇抜なアイデアと手法で解決していく、というあらすじ。秋津役を唐沢寿明、秋津とタッグを組むコンプライアンス室の社員・高村真琴役を広瀬アリスが演じる。脚本は井上由美子。
斎藤工は、高村真琴の先輩で商品開発部の徳永悠馬役を演じる。育児のために労働時間を短縮できる「イクメン時短」を利用している徳永は、そのことでパタニティーハラスメントを受けていると訴えるという役どころだ。第3話は10月29日に放送される。
斎藤工は「僕が演じるのは、イクメンの徳永という役です。観た方に共感もしていただきたいですし、反感を買うかもしれないキャラクターですが、ただどこかで『あぁ、この徳永の要素って自分にもあるかも』というような人間味を感じてもらえるよう演じています」とコメント。斎藤はこれまでも『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』『BG~身辺警護人~』といった井上由美子脚本作に出演している。
なお本日10月15日放送の第1話には田中直樹、志田未来、尾上寛之、第2話には余貴美子がゲスト出演。
斎藤工のコメント
色々な作品でご一緒させていただいている井上由美子さん(原作・脚本)の、アンテナや役柄の広さに毎回驚かされているのですが、今作はゲスト出演する3話の台本を拝見しただけでも、すごく遠いものだと思えたものが実はすでに自分のそばに存在している。という部分にフォーカスが当たっていく事に、ある種の怖さというものを感じました。僕が演じるのは、イクメンの徳永という役です。観た方に共感もしていただきたいですし、反感を買うかもしれないキャラクターですが、ただどこかで「あぁ、この徳永の要素って自分にもあるかも」というような人間味を感じてもらえるよう演じています。「ハラスメント」や「コンプライアンス」と聞いても、どこからどこがどのような「ハラスメント」なのか、という事自体を僕らはあまり知らないし、知らされてないという事が多い気がするんです。だからこそ、楽しみに観ていただきたいことはもちろんですが、翌日出向く会社や学校、自分がいる組織の中で、自分の日常と結実していく部分を見つけ、「あれはこういうハラスメントに当たるかもしれない」といった、ある種参考にもなる娯楽(ドラマ)になるのではと思います。観たことによって救われる人もいるかもしれませんし、改めようと思う人もいるでしょうし、日常に大いに反映される、とても意義のあるドラマなのではないかと思っています。内容の濃い作品となっていますので、あえて、ぜひご家族で観ていただき意見交換をしてほしいなと思いますし、誰かの苦しみを開放する力がある作品だと思いますので、僕自身も視聴者として放送を楽しみにしています。
- 番組情報
-
『ハラスメントゲーム』
2018年10月15日(月)から毎週月曜22:00~テレビ東京系、10月19日(金)から毎週金曜21:00~BSテレ東で放送監督:西浦正記、関野宗紀、楢木野礼 脚本:井上由美子 原作:井上由美子『ハラスメントゲーム』(河出書房新社) 出演: 唐沢寿明 広瀬アリス 古川雄輝 市川由衣 滝藤賢一 石野真子 佐野史郎 高嶋政宏
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?