VRコンテンツのアワード『NEWVIEW AWARDS 2018』のグランプリが発表された。
『NEWVIEW』はロフトワーク、Psychic VR Lab、パルコによる共同プロジェクト。VRの新たな表現やカルチャー、ライフスタイルを牽引する次世代クリエイターを発掘することを目的として設立された『NEWVIEW AWARDS』では、「超体験をデザインせよ」をテーマに据えて、VRプラットフォーム「STYLY」を使用して制作・公開されたVRコンテンツを国内外から募集し、最終候補作品として7か国219作品から19作品が選出されていた。
今回グランプリにあたる「GOLD」を獲得したのは、バーチャルYouTuberえもこによる『EMOCO'S FIRST PRIVATE EXHIBITION』。賞金2万USドルが贈られる。
「バーチャル美術家」として活動しているえもこは「この度は、このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。VRで誰でも自由に個展が開けて、それを世界中の人に体験してもらえるようになったのは、本当にステキな事だと思います。VR未経験でも簡単に作れますので、ぜひ皆さんもSTYLYで自分だけのVR空間を作ってみてくださいね。バーチャル技術(xR)で世界はもっと便利で楽しくなると思います。そんなNEWVIEWをとても楽しみにしています」とコメント。YouTubeでは受賞コメント動画が公開されている。
準グランプリにあたる「SILVER」には、Wyatt Royによる『EMMA VR: PAINTING LIFE』、chiepomme&Albina Albina&APOLIAによる『IMMERSIVE PHOTO EXHIBITION“美少女は目で殺す”』、Mask du Videoによる『MAILLOTS DE BAIN』の3作品が選出。また「PARCO賞」はDiscontによる『身体の形状記憶装置 -SHAPE MEMORY OF YOU-』、「松武秀樹賞」はYuki Matsuokaによる『PRINTS』、「KALEIDOSCOPE賞」はTeamMIKAMI(オムニバスジャパン)による『ENCLOSURE』、「CINRA.NET賞」はTomoaki Seoによる『FEVER』、「DELL賞」はバーチャルキャスタープロジェクトによる『新紀元 ~THE BIRTH~』がそれぞれ獲得した。
審査員を務めたのはデビッド・オライリー、☆Taku(m-flo)、伊藤ガビン、松武秀樹、陳怡潔、泉水隆(パルコ)、René Pinnell、こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん)、柳澤真吾(デル)。『NEWVIEW AWARDS 2018』のオフィシャルサイトには審査員のコメントが掲載されている。