企画展『新素材研究所・ -新素材×旧素材-』が、本日10月21日から東京・天王洲アイルの建築倉庫ミュージアムで開催されている。
新素材研究所は、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之によって2008年に設立された建築設計事務所。杉本と榊田は時代の潮流を避けながら、「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、どのように再編して現代に受け継いでいくかという課題に取り組み、空間を作っている。
同展では、新素材研究所の10年にわたる活動を作品を通して紹介。新素材研究所のシグネチャーデザインである敷瓦を使用した会場デザインや、約8件の代表的なプロジェクトを杉本が撮影した竣工写真と模型を中心に紹介しているほか、杉本の初の建築作品である香川の『護王神社』再建プロジェクトの実際の素材と同一材で製作された竣工模型などを展示する。
会期中にはイベントも実施予定。詳細は建築倉庫ミュージアムのオフィシャルサイトを確認しよう。
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