佐内正史と御徒町凧による写真詩集『Summer of the DEAD』が刊行された。
写真家の佐内正史と詩人・御徒町凧がタッグを組んだ同書。「来たるゾンビ化社会に向けての対策本」と佐内が語る同書は、2人が見えないゾンビに立ち向かいながら、2016年夏に東京・綾瀬、2017年夏に沖縄、2018年夏に香港、マカオを訪問して制作された。「写真家の写真と詩人の詩」という分業ではなく、10年以上前から親交のある2人が言葉を交わしながら「バンドみたいに作った」ものだという。両表紙仕様となる。
テーマに据えられた「ソンビ対策」について佐内正史は、「たとえば飛行機に乗っても、何の感動もなくずっと仕事だけしているような人が多くて、そういうのを見ると人間のゾンビ化が進んでいるなと思う。この本は来たるゾンビ化社会に向けての対策本です」とコメント。
販売は佐内正史の自主レーベル「対照」の販売サイトおよび御徒町凧のオフィシャルサイトで実施。2人がPVを共作したこともある森山直太朗のツアー会場や、一部書店でも販売される。
- 書籍情報
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『Summer of the DEAD』
2018年11月18日(日)発売 著者:佐内正史、御徒町凧 価格:3,500円(税込)