ガス・ヴァン・サント監督の新作映画『ドント・ウォーリー』の予告編と場面写真、日本版ポスタービジュアルが公開された。
『サンダンス映画祭』『第68回ベルリン国際映画祭』に正式出品された同作は、2010年に59歳で他界したアメリカの風刺漫画家ジョン・キャラハンの実話を元に製作。自動車事故によって胸から下が麻痺し、車椅子生活を余儀なくされたジョン・キャラハンが、酒浸りの自暴自棄な日々を乗り越え、不自由な手で風刺漫画を描き始める、というあらすじで、2014年に逝去したロビン・ウィリアムズから映画化の構想を明かされていたガス・ヴァン・サントが、企画から約20年を経て完成させた。主人公のジョン・キャラハン役にホアキン・フェニックスがキャスティング。
“孤独”の邦題で知られるジョン・レノンの楽曲“Isolation”を使用した予告編には、電動車椅子で移動するキャラハンが転倒し、助けを求める姿をはじめ、「このツラさが分かってたまるか」と怒号する様子、不自由な両手を重ねて漫画を描くシーン、ルーニー・マーラ演じる恋人のアヌーと共に車椅子に2人乗りする場面などが映し出されている。
場面写真では事故に遭う前のキャラハンの様子や、アヌーがレコードショップで車椅子を押す場面、また日本版ポスタービジュアルではペンを加えて笑みを浮かべるキャラハンの姿、「世界は意外とやさしさであふれている。」というコピーなどが確認できる。
『ドント・ウォーリー』は5月から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
- 作品情報
-
『ドント・ウォーリー』
2019年5月からヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開監督・脚本:ガス・ヴァン・サント 原作:ジョン・キャラハン 音楽:ダニー・エルフマン 出演: ホアキン・フェニックス ジョナ・ヒル ルーニー・マーラ ジャック・ブラック 上映時間:113分 配給:東京テアトル
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?