明日1月18日公開の映画『チワワちゃん』への著名人コメントが到着した。
『チワワちゃん』は、岡崎京子の同名漫画を映画化した作品。東京で若さを謳歌する男女グループのマスコット的存在だった女性「チワワちゃん」がバラバラ遺体となって発見されたことをきっかけに、残された仲間たちが彼女との思い出を語り出すが、誰も彼女の本名や境遇を知らなかったことがわかる、というあらすじだ。主人公のミキ役を門脇麦、チワワの元恋人・ヨシダ役を成田凌、ヨシダの親友カツオ役を寛 一 郎、チワワの親友ユミ役を玉城ティナ、チワワ役を新人の吉田志織、チワワに想いを寄せるナガイ役を村上虹郎が演じるほか、栗山千明、浅野忠信も出演。監督は二宮健が務めた。
今回コメントを寄せたのは、吉岡里帆、DEAN FUJIOKA、志磨遼平、白石和彌ら。吉岡里帆は「不思議な女の子だな、チワワちゃん。好きになっちゃうな、チワワちゃん♡」、DEAN FUJIOKAは「ニノケンワールドの絶叫ローラーコースター“Chi Wa What!?”価値観の輪郭の限界をグチャグチャにされました」、志磨遼平は「岡崎京子の詩情が現代の都市を現代の速度で駆け抜ける。すべては変わったようでいて、若者の姿だけはかつてと変わらない。あやうく、こわくて目も当てられない。ぼくらがそうだったように、今も誰かが若いのだ」、白石和彌は「20代でこんな映画撮ってしまう二宮監督に嫉妬しかない。ニノケン、この先どんな映画を撮るの?」とそれぞれ述べている。
吉岡里帆のコメント
チワワちゃん♡
音の響きを聞いただけでも関わっちゃいけない匂い。
でもどうしてだろう、、、
こういう子と大笑いしてる時何故か人生の最高な瞬間にいるような錯覚をする。
画面に映る登場人物たち皆んながチワワちゃんと2ショットの瞬間が一番輝いて見える。
不思議な女の子だな、チワワちゃん。好きになっちゃうな、チワワちゃん♡DEAN FUJIOKAのコメント
ニノケンワールドの絶叫ローラーコースター“Chi Wa What!?”
価値観の輪郭の限界をグチャグチャにされました。
皆見るべき。志磨遼平(ドレスコーズ)のコメント
岡崎京子の詩情が現代の都市を現代の速度で駆け抜ける。
すべては変わったようでいて、若者の姿だけはかつてと変わらない。
あやうく、こわくて目も当てられない。
ぼくらがそうだったように、今も誰かが若いのだ。前野朋哉のコメント
映画からタバコと香水と汗の匂いがする。
とにかく五感の伝わり方がスゴい!
チャクラ使いの二宮健監督は圧倒的な夢と現実を魅せてくれるんだ。
勝手に日本のダニー・ボイルだと思ってます。東龍之介のコメント
冒頭から迫るEDMの爆音でこの映画に支配された僕が居た。
彼等の衝動に心が躍動し、左右され、高揚は最高潮に…
これは現実?幻想?
夢は朝に覚めるだろう。若さって神出鬼没だ。
まだヒリヒリするのは、寒風のせいかそれとも、彼等の見た果てにか…
追伸 こんな映画が観たかったです。木口健太のコメント
ああ、人生何十回やり直してもこんな爆発みたいな青春は送れそうもないし、それは大半の人間がそうなんだろう。
だから、憧れに似た嫉妬の中で今日を繰り返して生きていくんだ。桜井ユキのコメント
目まぐるしく鮮やかな世界の中にとてつもない儚さがある。
観た直後に、もう一度触れたいと感じる二宮監督作品の魅力。
出どころのわからない嫉妬に襲われ、そしてまた魅せられました。白石和彌のコメント
大金盗んで走ったり、ビキニ着た女の子たちとプールでキスしたり、クラブで朝まで遊んだり、そんなこと一度もやったことないけど自分の物語ではないかと錯覚した。
見終わってからもずっと疾走するチワワちゃんを探してしまう。
20代でこんな映画撮ってしまう二宮監督に嫉妬しかない。
ニノケン、この先どんな映画を撮るの?森直人のコメント
白昼夢のようなバカ騒ぎ。その中を駿足で駆け抜けていく刹那の幻としてのチワワちゃん。
ファスト&ラウドなデザインで、二宮健監督は偉大な原作を「自分のもの」として真摯に生き直している。松崎健夫のコメント
理由なき不安に絶え間なく憂惧する、終わりの見えない日常。
この映画は“21世紀の『市民ケーン』”の如き多角的視点で、岡崎京子の教典を現代の若者像に変換させている。須永貴子のコメント
東京という街に誰よりも愛されて消費されて死んじゃったチワワちゃんの残像を、友人たちの言葉がかき乱す、東京ガールバージョンの羅生門。
- 作品情報
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『チワワちゃん』
2019年1月18日(金)から全国公開監督・脚本:二宮健 原作:岡崎京子『チワワちゃん』(KADOKAWA) 主題歌:Have a Nice Day!“僕らの時代” 挿入歌:Pale Waves“Television Romance” 出演: 門脇麦 成田凌 寛 一 郎 玉城ティナ 吉田志織 村上虹郎 仲万美 古川琴音 篠原悠伸 上遠野太洸 松本妃代 松本穂香 成河 栗山千明 浅野忠信 上映時間:104分 配給:KADOKAWA
Special Feature
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?