ドキュメンタリー映画『沈没家族 劇場版』の予告編が公開された。
4月に公開される同作は、加納土監督が大学の卒業制作として発表した『沈没家族』をバージョンアップした作品。様々な人々が1軒の家に寄り合って子供たちの面倒を見る、「沈没家族」と呼ばれた共同保育によって育った加納土監督が、かつての保育者たちやシングルマザーの母、不在だった父の姿を追い、「家族の形」を見つめ直す様が映し出される。
公開された予告編には、MONO NO AWAREが手掛けた“A・I・A・O・U”を使用。加納土監督が母・穂子に「自分の暮らしてる環境が特殊だな、と思ったのはいつ頃なの?」と訊かれる姿をはじめ、「他人の子どもだから接せられるんだよ」「家族でもないし、他人でもない」という証言、加納監督の父が「あんたらは自由に沈没(家族)の中で参加できるのかもしれない。俺は出たり入ったりできないんだよ、ずっとツチとは関係があるんだよ」と話す場面などが確認できるほか、「沈没家族」時代の写真や映像が織り交ぜられている。
発表とあわせ、木村和平が撮影したMONO NO AWAREの新たなアーティスト写真が公開された。
- 作品情報
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『沈没家族 劇場版』
2019年4月からポレポレ東中野ほか全国で順次公開監督:加納土 主題歌:MONO NO AWARE“A・I・A・O・U” 音楽:MONO NO AWARE、玉置周啓 上映時間:93分 配給:ノンデライコ
Special Feature
Crossing??
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