映画『初恋ロスタイム』が9月から全国公開される。
2016年に刊行された仁科裕貴の同名小説を実写映画化する同作は、世界のあらゆる物が突然静止し、自分だけが動くことができるという不思議な現象に遭遇した浪人生の相葉孝司が主人公。自分の他に動くことのできる少女・篠宮時音と出会った孝司は、毎日12:15に1時間だけ起きるその時間を「ロスタイム」と名付けて、2人でその時間を楽しむようになっていくが、ロスタイムにはある秘密が隠されていた、というあらすじだ。
幼い頃に母親を病気で亡くして「世の中には頑張っても無駄なことがある」ことを知り、無気力な日々を送る主人公・考司役を演じるのは、映画初主演を務める板垣瑞生(M!LK)。ロスタイム中に動くことができる少女・時音役を、2016年に『第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン』グランプリを史上最年少で受賞し、同作が初の映像作品出演となる吉柳咲良が演じる。
さらに過去にロスタイムを経験し、この現象の真実を知る重要な鍵を握る医師・浅見一生役に竹内涼真がキャスティング。また石橋杏奈、甲本雅裕も共演者に名を連ねる。監督は『俺物語!!』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』などの河合勇人。
板垣瑞生は同作について「今の時代、好きなものに全力になったり、必死になることってダサいな、だから頑張っても…そんな風に思って頑張る勇気が出ない人がたくさんいると思います。でもこの映画を見て、少しでも今この現実に向き合おうなど…元気が出てもらえればと思います!!」、吉柳咲良は「初めて映画に出演させていただいて、新鮮な気持ちで楽しんで撮影に取り組めました。現実世界と時間が止まった世界の中で色々な感情が交差するとても素敵な作品です!!」とコメント。
竹内涼真は「短い日数ではありましたが、フレッシュな2人と刺激のある撮影をすることができました。今回の作品は、“もしも高校時代に時間が止まって、止まった世界で運命の人と出会ったとしたらどうなるんだろう?”と想像しながら見て頂くとすごく感情移入できるかなと思います」と述べている。
板垣瑞生のコメント
今の時代、好きなものに全力になったり、必死になることってダサいな、だから頑張っても…そんな風に思って頑張る勇気が出ない人がたくさんいると思います。でもこの映画を見て、少しでも今この現実に向き合おうなど…元気が出てもらえればと思います!!そして、新しい恋愛作品にもなってます!時間が止まる中での恋愛ーこれだけ聞いてもさっぱりかもしれませんが、時間が止まる世界って結構夢だったので、映画を通してその世界を追体験してもらえると嬉しいです。
吉柳咲良のコメント
お話をいただいた時、恋する女の子を演じるのは初めてだったのでとてもドキドキでしたが、初めて映画に出演させていただいて、新鮮な気持ちで楽しんで撮影に取り組めました。
現実世界と時間が止まった世界の中で色々な感情が交差するとても素敵な作品です!!是非ご覧ください!竹内涼真のコメント
短い日数ではありましたが、フレッシュな2人と刺激のある撮影をすることができました。
今回の作品は、“もしも高校時代に時間が止まって、止まった世界で運命の人と出会ったとしたらどうなるんだろう?”と想像しながら見て頂くとすごく感情移入できるかなと思います。
僕が演じる浅見は「ロスタイム現象」を過去に経験したことがある人物です。
どんな風に主人公たちと関わっていくのか、そして等身大の彼らにも注目していただければと思います。
ぜひ楽しみに公開までお待ちください。河合勇人監督のコメント
青春が嫌いだった。鬱屈した浪人時代を思い出すからだ。
「初恋ロスタイム」を板垣瑞生さんと吉柳咲良さんふたりの若い俳優ともう一度青春をやり直すつもりで取り組んだ。
正統派で爽やかすぎる笑顔で真っ直ぐに演じてくれた板垣さん。
はちきれんばかりの若さと初々しさで全力でぶつかってきてくれた吉柳さん。
ふたりをしっかりと支えて重しとなってくれた竹内涼真さん。おかげでようやく素直に青春っていいもんだなと心から若さを祝福できた。みなさん、ありがとうございます。
- 作品情報
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『初恋ロスタイム』
2019年9月から全国公開監督:河合勇人 脚本:桑村さや香 原作:仁科裕貴『初恋ロスタイム』(メディアワークス文庫/KADOKAWA) 出演: 板垣瑞生 吉柳咲良 石橋杏奈 甲本雅裕 竹内涼真 配給:KADOKAWA
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?