特集上映『3月女性史月間特集 Kawasaki FEMINIST FILM MONTH』が本日3月2日から神奈川・川崎市市民ミュージアム 1F映像ホールで開催される。
同特集は、ジェンダー間の平等と、女性の権利や地位向上のために1975年に制定された3月8日の「国際女性デー」を祝して行なわれる上映企画。映画史においてより豊かな映画表現を追求してきた女性作家の作品を3つの特集に分けて上映する。
第1特集は、前衛芸術の系譜を継承しつつ、ダンスや文化人類学的関心から映像における身体表現を追求したマヤ・デレンにフォーカス。デレンの全映画作品と彼女の人生を紐解くドキュメンタリーが上映される。
第2特集はリジー・ボーデン、イヴォンヌ・レイナーの2人に焦点を当てる「アメリカ・インディペンデント映画特集」。ニューヨークでゲリラ的に撮影を行なって5年の歳月をかけて完成させたボーデンの『ボーン・イン・フレイムズ』と、レイナーが監督を務めた『特権』が紹介される。『ボーン・イン・フレイムズ』は日本初上映となり、3月17日の上映後には『フェミニズム映画講座』が開講される。
また第3特集ではアニエス・ヴァルダを取り上げる。上映作品には『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』『ジャック・ドゥミの少年期』の3作品がラインナップしている。
上映スケジュールなどの詳細は川崎市市民ミュージアムのオフィシャルサイトで確認しよう。
- イベント情報
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『3月女性史月間特集 Kawasaki FEMINIST FILM MONTH』
2019年3月2日(土)~3月24日(日) 会場:神奈川県 川崎市市民ミュージアム 1F映像ホール上映作品: 『午後の網目』(監督:マヤ・デレン) 『陸地にて』(監督:マヤ・デレン) 『カメラのための振付けの研究』(監督:マヤ・デレン) 『変形された時間での儀礼』(監督:マヤ・デレン) 『暴力についての瞑想』(監督:マヤ・デレン) 『夜の深み』(監督:マヤ・デレン) 『鏡の中のマヤ・デレン』(監督:マヤ・デレン) 『ボーン・イン・フレイムズ』(監督:リジー・ボーデン) 『特権』(監督:イヴォンヌ・レイナー) 『5時から7時までのクレオ』(監督:アニエス・ヴァルダ) 『幸福(しあわせ)』(監督:アニエス・ヴァルダ) 『ジャック・ドゥミの少年期』(監督:アニエス・ヴァルダ) 料金:1プログラムにつき一般600円 65歳以上・大高生500円 小中学生400円 ※未就学児、障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料 ※3月9日、3月10日は休映- イベント情報
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『フェミニズム映画講座』
2019年3月17日(日)『ボーン・イン・フレイムズ』上映後 会場:神奈川県 川崎市市民ミュージアム 1F映像ホール 講師:斉藤綾子(明治学院大学文学部教授)
Special Feature
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?