ハローキティがハリウッド映画化することが発表された。
1974年にサンリオが生み出し、翌年に最初の商品が発売されたキャラクター・ハローキティ。現在130の国と地域で年間、約5万種類の商品が販売され、これまでに国内外で劇場映画、テレビアニメが製作されている。
ハローキティにとって初のハリウッド映画化は、ワーナー・ブラザース・エンターテイメント傘下の映画製作会社で『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られるニュー・ライン・シネマと、映画製作プロダクションのフリン・ピクチャーによる企画。サンリオ、ニュー・ライン・シネマ、フリン・ピクチャーのパートナーシップにより、映画化権をメジャー映画製作スタジオに許諾する運びになった。
プロデューサーはボー・フリン(フリン・ピクチャー)、エグゼクティブプロデューサーはウェンディ・ジェイコブソン(フリン・ピクチャー)。世界配給はワーナー・ブラザース映画が手掛ける。実写、アニメ、CGといった形式や公開時期は未定。
辻信太郎(サンリオ)のコメント
友情のシンボル、ハローキティを始めとした多くのサンリオキャラクターたちがハリウッドで映画化されることになり、非常に喜んでおります。この映画を通して、世界の隅々までに仲良しの輪、友情の輪が広がっていくことを心から願っております。
リチャード・ブレナー、キャロリン・ブラックウッド(ニュー・ライン・シネマ)のコメント
私たちはサンリオとともに、この世界中で愛されてやまないキャラクターの映画化に携われることを大変嬉しく思っております。このような時代を超える知的財産の可能性を探求できる機会を得たことは、大変な名誉で貴重なものと感じています。ハローキティと彼女の仲間たちは数十年にも渡り世界共通の文化の一部となっており、今後彼女がこの新しい冒険でどこへ向かうのか、とても楽しみにしています。
ボー・フリン(フリン・ピクチャー)のコメント
ハローキティは過去40年以上の間、世界中で最も愛されているキャラクターの一つです。この度、史上初となるこのキャラクターのストーリーを世界中の映画館に届けるという重大な責務に対し、サンリオの辻社長が私共を信用してくださったことを大変光栄に思っております。そして、ニュー・ライン・シネマ社とワーナー・ブラザース映画という長年のパートナーと共に実現できるのは夢のようです。ハローキティとサンリオはポジティブで家族向けの価値観を体現する存在であり、今こそハローキティのメッセージを世界に発信するには絶好のタイミングだと思います!
高橋雅美(ワーナー ブラザース ジャパン合同会社)のコメント
ハローキティの映画を製作配給する機会をワーナー・ブラザース映画にいただけたことを誇りに思い、大変感謝しております。サンリオとワーナー・ブラザース映画が世界的に提携する事で、ハローキティの素晴らしい映画が生まれ、そしてハローキティがさらに世界中の多くの人々に愛され、お互いのビジネスがより大きく発展していく事を確信しております。