『イスラーム映画祭』に12作品 イエメン舞台の映画や初の米映画上映も

上映企画『イスラーム映画祭4』が、3月16日から東京・渋谷のユーロスペースで開催される。

「異文化理解の場」の創出をテーマに、イスラームの文化が広まった国や地域を舞台にした映画を上映する『イスラーム映画祭』。4回目の開催を迎える今回は、昨年12月に停戦合意が交わされるも、2015年から激化した内戦の影響で人道危機が続くイエメンを舞台にした映画をメインプログラムとして取り上げる。

上映作品には、内戦にまつわる2本のドキュメンタリー映画『イエメン:子どもたちと戦争』『気乗りのしない革命家』、「児童婚」をテーマにした作品『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』のほか、シリアからトルコに逃れた少年たちを描く『その手を離さないで』、インドを舞台に地元サッカーチームとナイジェリアから招聘した選手の交流を描く『ナイジェリアのスーダンさん』、昨年に日本公開された『判決、ふたつの希望』、同映画祭初のアメリカ映画上映となる『幸せのアレンジ』など12作品がラインナップ。『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』は日本初公開となる。会期中はトークセッションの開催も予定されている。

なお『イスラーム映画祭4』は3月30日から愛知・名古屋シネマテーク、4月27日から兵庫・神戸の元町映画館でも開催される。タイムテーブルの詳細は『イスラーム映画祭4』のオフィシャルサイトで確認しよう。

イベント情報

『イスラーム映画祭4』

2019年3月16日(土)~3月22日(金) 会場:東京都 渋谷 ユーロスペース
上映作品: 『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』(監督:ハディージャ・アル=サラーミー) 『イエメン:子どもたちと戦争』(監督:ハディージャ・アル=サラーミー) 『気乗りのしない革命家』(監督:ショーン・マカリスター) 『その手を離さないで』(監督:アイダ・ベギッチ) 『ナイジェリアのスーダンさん』(監督:ザカリヤ) 『イクロ クルアーンと星空』(監督:イクバル・アルファジリ) 『乳牛たちのインティファーダ』(監督:アメール・ショマリ、ポール・コーワン) 『西ベイルート』(監督:ジアド・ドゥエイリ) 『判決、ふたつの希望』(監督:ジアド・ドゥエイリ) 『僕たちのキックオフ』(監督:シャウキャット・アミン・コルキ) 『二番目の妻』(監督:ウムト・ダー) 『幸せのアレンジ』(監督:ダイアン・クレスポ、ステファン・シェイファー ) 料金:一般1,400円 大学・専門生・シニア1,200円 高校生800円 中学生500円
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