書籍『映画「海獣の子供」ARTBOOK』が6月7日に刊行される。
同書は、『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』などのSTUDIO4℃が制作したアニメーション映画『海獣の子供』の制作過程を248ページにわたって収録予定。『海獣の子供』は五十嵐大介の同名漫画が原作で、「海を舞台とした生命の秘密」をテーマに据えて、14歳の少女・琉花とジュゴンに育てられた2人の兄弟・海と空のひと夏の出会いを描く。主人公の琉花役に芦田愛菜、海役に石橋陽彩、海の兄・空役に窪塚愛流がキャスティング。監督を渡辺歩、美術監督を木村真二が務めた。
木村真二は同書について「なにげない日常から始まり、海、宇宙、無限と続く物語を背景美術からの視点でまとめてみました」とコメントを寄せている。
木村真二のコメント
素晴らしい原作ほどアニメーションにして意味があるのか?
完結している特別な世界を大勢のスタッフで作ることが望ましいのか?
最初の頃のそのような不安も監督の渡辺さん、キャラクターデザイン・総作画監督・演出の小西さんと進めていくうちに、アニメーションでしかできない作り方で五十嵐さんの世界観を伝えられるのではと思うようになりました。
なにげない日常から始まり、海、宇宙、無限と続く物語を背景美術からの視点でまとめてみました。
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『海獣の子供』
2019年6月7日(金)から全国公開監督:渡辺歩 原作:五十嵐大介『海獣の子供』(小学館) 音楽:久石譲 アニメーション制作:STUDIO4℃ 声の出演: 芦田愛菜 石橋陽彩 窪塚愛流 稲垣吾郎 蒼井優 渡辺徹 富司純子 配給:東宝映像事業部
Special Feature
Crossing??
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