今夏にWOWOWプライムで放送される『連続ドラマW そして、生きる』の追加キャストが発表された。
岡田惠和が脚本を手掛ける同作は、東北と東京を舞台に過酷な運命を生きた瞳子と清隆、彼らと巡りあわせた人々の人生を描いた作品。気仙沼でボランティア活動に参加する瞳子と、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清隆が、気仙沼での日々を共に過ごすなかでやがて互いに特別な感情を抱いていくというあらすじだ。瞳子役に有村架純、清隆役に坂口健太郎がキャスティング。監督は『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』などの月川翔監督が務めた。
今回出演が発表されたのは、瞳子と同じカフェで働く韓国人ハン・ユリ役の知英。様々な国を転々としながら文化を感じ、吸収していくという自由な人生を生きるハン・ユリは、岩手・盛岡を訪れた際に瞳子と出会い、人生で初めて地震を経験して共に気仙沼のボランティア活動に参加することになる、という役どころだ。
これまで日本人の役を多く演じてきた知英は「韓国人役として演じることに深い意味も感じていますが初めて言葉の壁を気にせずに演じられる役でもあるので思い切り役に挑んでいます。今までは日本語を完璧に演じることを考えていましたがそれをくずすことになんだか寂しさを感じてしまうところもありますが…」「ハンの台詞は韓国人の話す日本語なので私が日本語に慣れる前の語り口調を映像で見返したりして取り入れています」とコメント。
知英のコメント
オファーを受けたときの気持ちやシナリオの印象
ドラマ出演での韓国人役は今までになかったのですが今回このような素晴らしい作品に出演できることとなり、最初は私でいいのかな?と思いましたがこれはもう運命だと実感しました。
韓国人役として演じることに深い意味も感じていますが初めて言葉の壁を気にせずに演じられる役でもあるので思い切り役に挑んでいます。
今までは日本語を完璧に演じることを考えていましたがそれをくずすことになんだか寂しさを感じてしまうところもありますが…
ハン・ユリ役についての印象や韓国人役を演じることについて
自分が生きていたい女性像だと思うのでハンとして生きるのがとても楽しみです。
私自身、3.11の日に日本にいて地震を経験しました。
ドラマの中でもハンがこの日を経験することになりますがその思いを投影し共有できるような感じがしています。
あと、ハンの台詞は韓国人の話す日本語なので私が日本語に慣れる前の語り口調を映像で見返したりして取り入れています。
視聴者へメッセージ
“そして、生きる”というタイトルだけでも胸がいっぱいになります。
生きている理由、私が私らしくいられる今、たくさんの人々の出会いがあるから、そう。生きられる。そう気づいたとき、再び頑張って生きていけるんだなと思います。
いい人生って何だろう?
誰もが考えるテーマだと思います、このドラマはすべてのキャラクターがもがきながら葛藤し自分の生きる道を探すことが描かれているヒューマンドラマです。
演じていてすごく気持ちがいいですが、この期間私はハンと一緒に生き、自分も成長していきたいです。そんな私をぜひ観ていただきたいです。
- 番組情報
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『連続ドラマW そして、生きる』
2019年夏にWOWOWプライムで放送監督:月川翔 脚本:岡田惠和 出演: 有村架純 坂口健太郎 知英 ほか関連リンク
Special Feature
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?