折元立身の展覧会『Postcard Drawings from London+Berlin』が、本日4月20日から広島・福山の鞆の津ミュージアムで開催されている。
神奈川・川崎出身の折元立身は、国内外で40年間以上にわたって活動を続ける現代美術作家。顔一面にフランスパンを付けた姿で世界各地の人々と交流する路上パフォーマンス『パン人間』で注目を集め、1990年代後半には自身が介護するアルツハイマー症の母親を題材にした『アート・ママ』シリーズを発表した。
『Postcard Drawings from London+Berlin』は、折元による新作プロジェクト『ポストカード・ドローイング』シリーズを初公開する企画展。『ポストカード・ドローイング』は、折元が約23年間にわたり介護を続けてきた母・男代が2017年に逝去してから、国内外へ出向いた際に現地で買い求めた絵はがきに、ドローイングとともに現地で見聞きしたことを綴り、滞在先から亡き母へ宛てて投函するという新プロジェクトとなる。会場では、亡き母と暮らした自宅へ郵送された213枚の絵はがきのうち、100枚が展示されている。絵はがきは昨年、ロンドンおよびベルリン滞在時に描かれた。
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折元立身
2019年4月20日(土)~6月2日(日) 会場:広島県 福山 鞆の津ミュージアム 休館日:月、火曜(祝日は開催) 料金:無料
『Postcard Drawings from London+Berlin』