今秋に公開される映画『任俠学園』の追加キャストが発表された。
同作は、昔気質のヤクザが義理と人情を武器に倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる今野敏の小説『任俠』シリーズが原作。経営不振の高校の立て直しを引き受けた阿岐本組のナンバー2・日村が、無気力で無関心な高校生や事なかれ主義の教師たちと対峙する、というあらすじだ。日村役に西島秀俊、阿岐本組の組長役に西田敏行がキャスティングされている。
今回出演が明らかになったのは、阿岐本組の組員役を演じる伊藤淳史、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、阿岐本組が理事となって再建を図る高校の生徒役を演じる葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子。
伊藤淳史は日村の弟分であるチンピラ風ヤクザの稔役、池田鉄洋は料理上手の武闘派・健一役、佐野和真は若手組員・真吉役、前田航基は頭脳派の徹を演じる。また葵わかなは学園一の問題児・ちひろ役、葉山奨之はちひろの大ファンである男子生徒・佑樹役、桜井日奈子はちひろの幼なじみで生徒会に所属する優等生・美咲役にそれぞれキャスティングされている。
伊藤淳史のコメント
本音で面と向かってお互いの感情をぶつけあう。そんな熱いものがたっぷりとつまっていて、本気で笑えて本気で泣ける。いまこの時代にはない、みんなが求めてくれる作品になったと思います。
葵わかなのコメント
はじめての役柄で最初は戸惑いましたが、監督と相談しながら、身を任せて飛び込んでいくつもりで撮影にのぞむと、気づけば脚本ではじめにイメージしていたキャラクターと真逆なくらいになっていて、今まで演じさせていただいた役の中でも特に楽しくて好きな役になりました。
葉山奨之のコメント
こんなにも多彩で個性豊かな色んな世代の方が集まっている現場は珍しかったです。撮影現場はとにかく楽しくて、毎日笑いをこらえるのが大変でした。どこから台詞なのかアドリブなのか、それが分からなくなるくらい掛け合いが面白くて(笑)作品から、現場の面白さが伝わるといいなと思います。
池田鉄洋のコメント
朴訥で不器用な昭和的な人物の格好良さ。高倉健さんや寅さんのような人情味ある、永遠に生き続けられるような日村というキャラクターが、現代の話ですが、きっとどこか懐かしさも感じさせてくれると思います。
佐野和真のコメント
お芝居をしながらも、人のあたたかさ、人情がとても素晴らしいものだと感じました。観たらきっと人にやさしくなれるんじゃないかなと思います。
前田航基のコメント
人情に生きるアツさを少しでも思い出させてくれる、そんな映画になったら良いなと思っています。
桜井日奈子のコメント
いつも笑いの絶えない現場でした。美咲は闇をかかえている子で、初めて演じる役柄だったのでチャレンジでした。木村監督は現場でのひらめきから演出されることもあるのですが、ベテランキャストの皆様がそれを軽やかに笑いに変えて表現されていて、私は感動していました。クスっときて、じーんとくる楽しい作品です。
- 作品情報
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『任俠学園』
2019年秋に全国公開監督:木村ひさし 脚本:酒井雅秋 原作:今野敏『任俠学園』(中公文庫) 出演: 西島秀俊 西田敏行 伊藤淳史 葵わかな 葉山奨之 池田鉄洋 佐野和真 前田航基 桜井日奈子 ほか 配給:エイベックス・ピクチャーズ
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