リー・ミンウェイの個展『The Tourist』が、5月15日から東京・六本木のペロタン東京で開催される。
1964年に台湾で生まれ、現在はパリとニューヨークを拠点に活動するリー・ミンウェイ。衣類を繕いながら会話する、共有の空間で夢を見る、誰かのために歌う、といった人と人の交流における親密性を考察した実践で知られる。2014年には東京・森美術館で展覧会『リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる』が行なわれた。
『The Tourist』展では、ニューヨーク近代美術館をはじめとする複数の美術館で発表してきた作品『The Tourist』を数々のアイテムと映像で紹介。『The Tourist』の「ゲームのルール」は、参加に同意した個人が一定の日に「その人」の街を特徴づける場所、空間、体験をリー・ミンウェイに紹介し、知識という「贈り物」をシェアすることを申し出る、というもの。
5月16日には作家と森美術館のチーフキュレーター・片岡真実のトークが開催。また『六本木アートナイト2019』が行なわれる5月25日にはペロタン東京も22:00まで開廊し、来場者は『The Tourist』の次の「ツアーガイド」になる権利が当たる抽選に参加することができる。
- イベント情報
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リー・ミンウェイ
2019年5月15日(水)~6月26日(水) 会場:東京都 六本木 ペロタン東京 時間:11:00~19:00 休廊日:日、月曜
『The Tourist』