『土田世紀 飛びこむ原画展』で生原稿展示 松本大洋、新井英樹らの作品も

展覧会『「未成年」「雲出づるところ」復刊記念企画「土田世紀 飛びこむ原画展」』が、6月15日から東京・表参道のTOBICHI東京、TOBICHI東京2で開催される。

2012年に43歳で逝去した漫画家・土田世紀。17歳の時に『未成年』でデビューし、『編集王』『俺節』『雲出づるところ』『同じ月を見ている』といった様々な作品を発表したほか、水谷修の書籍『夜回り先生』のコミカライズなどを手掛けた。

同展は、6月18日に『愛蔵版 未成年』『愛蔵版 雲出づるところ』が刊行されることを記念して実施。『未成年』『雲出づるところ』をはじめ、『俺節』第1話の原稿を展示するほか、来場者は『未成年』『雲出づるところ』の第1話の原画をファイリングしたブックを手にとって鑑賞することができる。また、愛蔵版に寄稿された松本大洋、新井英樹、上條淳士による描き下ろし作品の原画も紹介する。

さらに、作品の一部をスライド形式で観賞できるスペース「飛びこむ上映館」を設置。『俺節』『編集王』『同じ月を見ている』の第1話、読み切り短編漫画『キャット空中一時停止』が上映される。

会期中はTOBICHI常設ショップ内の「すてきな4畳間」に「土田世紀のお店」がオープン。土田の書籍や、土田の妻・羽倉佳代によるオリジナルグッズを販売するほか、同ショップの購入者限定のポストカードを用意する。詳細は展覧会のオフィシャルサイトで確認しよう。

なおウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」では、特集記事「漫画家 土田世紀のこと。」を公開中。松本大洋、江上英樹、糸井重里のインタビュー記事や、『未成年』『雲出づるところ』第1話などが掲載される。

イベント情報

『「未成年」「雲出づるところ」復刊記念企画「土田世紀 飛びこむ原画展」』

2019年6月15日(土)~6月30日(日) 会場:東京都 表参道 TOBICHI東京、TOBICHI東京2 時間:11:00~19:00 料金:無料
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