FODのオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』が8月から配信される。
1981年から1982年にかけて『週刊セブンティーン』で連載された宮脇明子の同名漫画を原作とする『ヤヌスの鏡』は、厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美が、厳しい祖母に閉じ込められた納戸で、鏡台を見つけたことをきっかけに「ユミ」という全く別の人格を持つ不良少女に変貌してしまう姿を描いた作品。1985年にフジテレビでドラマ化された。
今回、主人公の小沢裕美役とユミ役を演じるのは桜井日奈子。「ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、強がりに見えないように気をつけました。衣装やメイクが特徴的なので、2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました」とコメントを寄せている。また、企画・プロデュースを担当した清水一幸のコメントもあわせて公開された。
桜井日奈子のコメント
ヒロミとユミ、同じ人間だけど対照的な2人が色々な人を巻き込んで本当の自分とは何か、葛藤する物語です。
原作はお話をいただいてから読みました。
ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。
ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、強がりに見えないように気をつけました。衣装やメイクが特徴的なので、2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました。
大人しい優等生でいようとするヒロミと対照的なユミの、それぞれの気持ちに寄り添うことは難しくはなかったです。
誰でも多面をもっていると思います。それは、理性がきちんと働く普通の人でも少なからず心のバランスを保つのに必要だし、多面であって当たり前なのかもしれないな、と改めて思いました。
誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品になれると嬉しいです。清水一幸のコメント
子供の頃、テレビにくぎ付けになった作品の一つに『ヤヌスの鏡』がありました。「古代ローマの神・ヤヌスは…」で始まるナレーション、優等生と不良少女の二役を演じ、変わる主人公の姿にドキドキしたのを覚えています。
今回、34年の時を経て、改めて映像化に挑戦しようと企画しました。
そして、“主人公は誰に?”と考えたときに、この役柄はとにかく普段とのギャップ、不良少女のイメージからかけ離れている方に尽きる!と思い、それは…桜井さんしかいない!と思い、桜井日奈子さんにお願いしました。
実際の桜井さんの演技はとても素晴らしく、見事に二役を演じきってくれました。
普段は優等生の役が多い桜井さんの不良少女姿、こちらも必見です(笑)皆様、楽しみにしていてください!
- 番組情報
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『ヤヌスの鏡』
2019年8月からFODで配信演出:水田成英(FCC)、佐藤さやか、おおはたしんじ 脚本:阿相クミコ、青木江梨花 原作:宮脇明子『ヤヌスの鏡』(集英社) 音楽:手島いさむ(Line Drive Record) 出演: 桜井日奈子 ほか
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?