映画『帰ってきたムッソリーニ』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
9月20日から公開される同作は、アドルフ・ヒトラーが現代に蘇る様子を描いたティムール・ヴェルメシュの小説『帰ってきたヒトラー』から着想を得た作品。現代に復活したムッソリーニが、売れない映像作家カナレッティと共にイタリア全土を巡る撮影旅行に出るが、やがてインターネットやテレビによって絶大な人気を集め始め、同時に移民問題などに関する市民の声が炙り出されていくというあらすじだ。
再び国の支配を企むムッソリーニ役にはマッシモ・ポポリツィオがキャスティング。ムッソリーニと出会い、一発逆転をかけたドキュメンタリー映画の制作を決意するカナレッティ役をフランク・マターノが演じる。監督はルカ・ミニエーロ。
予告編には、ムッソリーニがカナレッティに「イタリア全土を回り、再び支配したい」と吐露する姿をはじめ、ムッソリーニを目撃した人々が片腕を高く掲げる様子、ムッソリーニが「歴史は繰り返す。国民は無知だった、80年経っても何も変わってない」と演説するシーン、ムッソリーニを前にした女性が「私は忘れていない。この悪党を当時も人は笑ってた」と語る場面、「笑っていると征服される!」というコピーなどが確認できる。
またポスタービジュアルには、軍服を着用し、仁王立ちするムッソリーニの後ろ姿や、「ヤツが現代にやってきた!」というコピーなどが写し出されている。
- 作品情報
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『帰ってきたムッソリーニ』
2019年9月20日(金)から新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開監督:ルカ・ミニエーロ 出演: マッシモ・ポポリツィオ フランク・マターノ 上映時間:96分 配給:ファインフィルムズ
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Crossing??
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