映画『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』が10月に東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。
1961年に『ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞したアラン・レネ監督、アラン・ロブ=グリエ脚本による『去年マリエンバートで』は、時代も国籍も不明なバロック風の宮殿のようなホテルを舞台に、女A、男X、男Mの3人の人間模様を描いた作品。ヒロインを演じたデルフィーヌ・セイリグが劇中で着た数着のドレスは、晩年のココ・シャネル自らがデザインした。
今回上映されるのは、劇中でオリジナルデザインの衣装を提供したシャネルのサポートによって完全修復が施されもの。昨年の『ヴェネチア国際映画祭』でプレミア上映された際に、同作の衣装にインスパイアされたシャネルのドレスを纏って登壇したティルダ・スウィントンは「まるで昨日作られた映画のよう。現在作られている映画よりずっと新しく、過激。紛れもない傑作」とコメントしたほか、シャネルの衣装について「単なる衣装としての役割を超越している」と語った。
- 作品情報
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『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』
2019年10月にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開監督:アラン・レネ 脚本:アラン・ロブ=グリエ 音楽:フランシス・セイリグ 出演: デルフィーヌ・セイリグ ジョルジョ・アルベルタッツィ サッシャ・ピトエフ 上映時間:94分 配給:セテラ・インターナショナル
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