吉岡里帆主演『見えない目撃者』に國村隼、大倉孝二、渡辺大知、浅香航大ら

2019.07.08 Mon

9月20日から公開される森淳一監督の映画『見えない目撃者』の追加キャストが発表された。

韓国映画『ブラインド』を原作にした同作は、自身の過失によって起きた事故で弟と視力を失い、警察官の道を諦めた浜中なつめが、ある接触事故から感じ取った情報をきっかけに連続誘拐事件の闇に切り込み、やがて弟の死に向き合っていく姿を描く作品。主人公のなつめ役を吉岡里帆、なつめの熱意に感化されて彼女の「もう一つの目」となり事件に立ち向かう高校生・国崎春馬役を高杉真宙が演じる。

追加キャストとして発表されたのは、國村隼、大倉孝二、浅香航大、酒向芳、松大航也、渡辺大知、栁俊太郎、松田美由紀、田口トモロヲの9人。

國村隼は過去の事件との繋がりを持つ元刑事・平山隆役、大倉孝二はなつめが目撃した少女誘拐事件を担当する刑事一課・強行犯係の刑事・吉野直樹役、浅香航大は生活安全課・少年係に所属する若手刑事・日下部翔役、酒向芳は強行犯係の高橋修作役、松大航也はなつめの弟・浜中大樹役、渡辺大知は春馬の先輩で名簿屋の横山司役、栁俊太郎は家出した女子高生たちと接点を持つ風俗スカウトマンの桐野圭一役、松田美由紀はなつめの母親・浜中満代役、田口トモロヲはなつめに突き動かされて共に事件を追うベテラン刑事・木村友一役をそれぞれ演じる。

國村隼のコメント

台本を手にして先ず思った事と言えば、何だ？この矛盾に満ちたタイトルは。
しかし読み進むうちになるほどと解ってくる。たとえ目は見えなくても、物事の本質は見える。物を見るのと物事を見て理解するのは別の事。そんなメッセージが伝わり、ミステリアスなストーリーと相まって、今までに無いエンターテイメント作品が出来上がるだろうと納得した次第。

松田美由紀のコメント

吉岡さんは、普段はとても柔らかく可愛い方だけど、本番になるときの集中力がすごいです！私たちは撮影中とても仲良しだったから、なるべく仲良くなり過ぎない様にしていました。
森監督は、とても優しい印象の監督でしたが、とても粘る時は、粘り、カット割りされてたので、本作がどうなるのか楽しみです。

田口トモロヲのコメント

森監督の繊細かつ正確な指示の下、俳優部スタッフ共々一丸となって取り組みました。韓国、中国版とは異なる日本的リアリティを重視した、静謐さと大胆さを合わせ持つ骨太な映画になったと思います。吉岡里帆さん演じる主人公の健気で真摯な熱に背中を押され、登場人物達がそれぞれの事情を背負いながら、正義に関わっていく模様を是非“目撃”していただけたらと思います。よろしくお願い致します。

森淳一監督のコメント

ミステリアスであり、それでいてリアリティを感じられる俳優に集まっていただきました。独特の空気感、存在感を持った方ばかりなので、脚本では書ききれないキャラクターが生まれる喜びを感じました。大味になりがちなエンターテイメント作品に、繊細さと奥行きをもたらしていただき感謝しています。