映画『ブラック校則』が11月1日から全国で公開される。
厳しい規律を重んじる「ブラック校則」のある高校を舞台にした同作は、存在が空気のような高校2年生・小野田創楽、空気を読まずに予測不能な行動をとる親友の月岡中弥、生まれもった栗色の髪を黒く染めることに反発して不登校気味の女子生徒らを巡る恋と友情の青春ストーリー。彼女に恋心を抱く創楽が中弥とともに「ブラック校則をぶっ潰す」ことを決意し、やがて彼らの行動が学校全体を巻き込む事態に発展していく、というあらすじだ。
主人公の創楽役を演じるのは、映画単独初主演となる佐藤勝利(Sexy Zone)。親友の中弥役を映画初出演の高橋海人(King & Prince)が演じる。佐藤と高橋は同作で初共演を果たす。
メガホンを取るのは初監督長編映画『いちごの唄』が公開中の菅原伸太郎。オリジナル脚本を漫画『セトウツミ』などで知られる此元和津也が手掛ける。プロデューサーはドラマ『野ブタ。をプロデュース』などの河野英裕。撮影は8月にクランクインし、都内近郊での撮影を経て9月にクランクアップ予定だ。
佐藤勝利は「僕は久しぶりの学園ものですし、同世代の俳優の皆さんとのお芝居がとても楽しみです。そしてなにより、カイと一緒に作品を作れるということで、フレッシュなエネルギーがたくさん詰まった、素敵な作品にしたいと思ってます!」、高橋海人は「僕は映像作品に出させてもらうのが2回目なのですが、“ずっと映画にも出たい!”と思っていたので、撮影も楽しみです。作品の魅力を100%伝えられるように、死ぬ気で頑張ります」とそれぞれコメントしている。
なお同作は映画だけでなく、10月に日本テレビの深夜ドラマ「シンドラ」枠とHuluでそれぞれオリジナルの物語を展開する。
佐藤勝利(Sexy Zone)のコメント
「セトウツミ」を描かれた此元さんの脚本は、漫画のような展開の面白さと小説のような深さがあって、すごくワクワクしながら読みました。
僕は久しぶりの学園ものですし、同世代の俳優の皆さんとのお芝居がとても楽しみです。
そしてなにより、カイと一緒に作品を作れるということで、フレッシュなエネルギーがたくさん詰まった、
素敵な作品にしたいと思ってます!高橋海人(King & Prince)のコメント
「ブラック校則」に立ち向かう高校生たちのストーリーなので、演じる上で難しい部分もあると思いますが、僕らでコミカルさも伝えながら楽しい作品にしていけるかが勝負だなと思ってます。
僕は映像作品に出させてもらうのが2回目なのですが、“ずっと映画にも出たい!”と思っていたので、撮影も楽しみです。作品の魅力を100%伝えられるように、死ぬ気で頑張ります!此元和津也のコメント
このお話をいただいた時、正直なんか古いなと思いました。
勝てるか勝てないか別として現在では色んな手段があると思います。
舞台に上がることすらできない時代でもありません。
学校だけじゃなく世の中の理不尽なルールに声をあげようとしている人、あげられない人、疑問すら抱いてなかった人、みんなに観ていただきたいです。
とか書いてるうちにこの問題は古い新しいではなく普遍的なんだなと思いました。菅原伸太郎監督のコメント
「セトウツミ」、大好きで、ちょいちょい読み返してました。そんな此元さんが書く脚本、とても面白いです。
なので、今とてもプレッシャーを感じています。
佐藤勝利さんと髙橋海人さんという頼もしい二人なら何とかしてくれると信じています。
僕も割と最低な青春(男子校、モテない、金ない、勉強ばっかり)を過ごしてきました。
あまり良い思い出がないです。今作でもう一度、過去にリベンジするつもりで、とにかく頑張ります。河野英裕のコメント
「野ブタ。をプロデュース」というドラマを作っている時、世の中からいじめがちょっとでもなくなればと思ってましたが、今でもいじめはなくなりません。
この「ブラック校則」でも理不尽な校則や目に見えない圧力みたいなものが、少しでも減ったらと思っていますが、きっとビクともしないでしょう。
ただ、好きな歌を心の中で歌ったり好きな漫画の一コマを思い出したり、そんな時少し元気が出るように、創楽(佐藤勝利)と中弥(高橋海人)の2人が笑って泣いてバカやって必死に走り回る姿を思い出したら、まあなんとかなるか、と思えるような物語になれるように、キャスト・スタッフ全員でがんばります。
ひとりでも多くの人に見て欲しいです。
- 作品情報
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『ブラック校則』
2019年11月1日(金)から全国公開監督:菅原伸太郎 脚本:此元和津也 出演: 佐藤勝利(Sexy Zone) 高橋海人(King & Prince) 配給:松竹
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?