『伊庭靖子展 まなざしのあわい』が、明日7月20日から東京・上野の東京都美術館で開催される。
1967年に京都で生まれた美術家の伊庭靖子。自身が撮影した写真をもとにした作品を発表している。伊庭にとって美術館では約10年ぶり、東京の美術館では初個展となる同展では、東京都美術館で撮影された写真をもとにした絵画、版画、新たな試みとなる映像など、新作を含む52点を紹介。
初日の7月20日には伊庭と清水穣の対談、8月3日と8月24日には伊庭によるアーティストトークを実施。会場では展覧会の図録の販売も行なわれる。また各種割引を用意。詳細は東京都美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。
伊庭靖子のコメント
神奈川県立近代美術館での個展からちょうど10年となる年に、東京都美術館で新たな個展の依頼をいただき、大変嬉しく思っております。この機会に、新しいことに挑戦してみたいと思い、今回は、絵画、版画、映像などの新作に取り組んでいます。
タイトルに「まなざし」とありますが、さまざまに“見る方法”を試しながら制作を続けています。これまで実験を繰り返すなかで、自分の想像を超えるものとも出会うことができました。“見る”ことを解体し組み直すことで、日常のなかでも新たな見方に出会えるかもしれません。この展覧会でそんなことを共感していただけると幸いです。
- イベント情報
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『伊庭靖子展 まなざしのあわい』
2019年7月20日(土)~10月9日(水) 会場:東京都 上野 東京都美術館 ギャラリーA・B・C時間:9:30~17:30、金曜は20:00まで、7月26日、8月2日、8月9日、8月16日、8月23日、8月30日は21:00まで(入室は閉室の30分前まで) 休室日:月曜、8月13日、9月17日、9月24日 料金:一般800円 65歳以上500円 大学生・専門学校生400円 ※高校生以下、身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方1名は無料
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