上映イベント『バウハウス100年映画祭』が、11月23日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で開催される。
1919年にヴァルター・グロピウスがドイツで創設し、今年100周年を迎える総合芸術学校・バウハウス。教師陣にはパウル・クレー、ヴァシリー・カンディンスキー、ヨハネス・イッテン、ラースロー・モホイ=ナジ、ハンネス・マイヤーなどが名を連ね、ヨゼフ・アルバース、マルセル・ブロイヤー、マックス・ビルらを輩出したが、ナチスの迫害を受けて約14年間で幕を閉じた
『バウハウス100年映画祭』は、バウハウスや関係者の姿を追ったドキュメンタリー映画6作品で構成された4つのプログラムがラインナップ。プログラムAは学生たちの証言や記録を収めた『バウハウス 原形と神話』を上映する。プログラムBは、現代に生きるバウハウスの精神を映す『バウハウス・スピリット』と、男性優位のバウハウスで陰の存在となった女性たちに迫る『バウハウスの女性たち』の2本立て。
プログラムCは、バウハウスの校長を務めたミース・ファン・デル・ローエを追う『ミース・オン・シーン』と、ガラス張りの工場「ファグス靴型工場」の歴史を辿る『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』で構成される。プログラムDは「バウハウス最後の巨匠」と称されるマックス・ビルの生涯に迫る『マックス・ビル―絶対的な視点』を上映。
- イベント情報
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『バウハウス100年映画祭』
2019年11月23日(土・祝)〜 会場:東京都 渋谷 ユーロスペースほか上映作品: 『バウハウス 原形と神話』(監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム) 『バウハウス・スピリット』(監督:ニールス・ボルブリンカー、トーマス・ティエルシュ) 『バウハウスの女性たち』(監督:ズザンネ・ラデルホーフ) 『ミース・オン・シーン』(監督:ペップ・マルティン、シャビ・カンプレシオス) 『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』(監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム) 『マックス・ビルー絶対的な視点』(監督:エーリヒ・シュミット)
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