連続ドラマ『おいしい給食』が10月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12ほかで放送される。
市原隼人が主演を務める同作は、1980年代のとある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウが、どちらが給食を「おいしく食べるか」を競うなかで成長していく姿を描いた作品。監督は綾部真弥、田口桂が務め、脚本は綾部、田口に加え、同作の企画を手掛けた永森裕二が担当する。
市原が演じる甘利田幸男は、給食を愛せない人を許せない「給食絶対主義者」で、理詰めで話すため生徒からの人気は極端に低いというキャラクター。連続ドラマで初の教師役を演じる市原は「ドラマの概念をすべてひっくり返す、ぶっ飛んだ作品になっています!給食という食を通して、大人と子供、世の中に向けたメッセージも込められています。肩の力を抜きながら、笑いながら楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
市原隼人のコメント
オファーを受けた際の感想
台本がとにかく面白かったです。そして、「食もの」を題材にした作品に携わったことがなかったので、単純にやってみたいという気持ちと、主人公の甘利田という人物が変わっていて楽しんで演じることができるなと思いました。ファンタジー要素もあって、今まで見たことないであろう楽しい世界観を堪能していただけると思います。
役作りについて
甘利田は、中学校の数学教師なのに、学校に行く一番の理由が給食を食べることなんです。その時点でもう、枠からはみ出ている(笑)。でも一方で、本音や確信を突くような言葉も吐ける。世の中、思っても言えないことがたくさんあると思いますが、そこをズバっと言ってくれるので気持ちいいです。演じたことのないタイプの役で、表情も動きも、振り切った演技をしています。誰も見たことのない市原隼人を100%見れると思います。
食べるシーンについて
こんなに体力を使うとは思わなかったです(笑)。何回も何回も食べるので。それと、大勢の人に見られながら食事をすることは普段ないので、妙な緊張感があります。甘利田は、食材一つ一つの歴史や、食べる意味、パンと牛乳のコンビネーションがなぜ安心するのかなど、色々考えながら給食を食べています。それがものすごく面白くて、感じることや学べることもあると思いますので、是非見ていただきたいです。
視聴者へのメッセージ
ドラマの概念をすべてひっくり返す、ぶっ飛んだ作品になっています!給食という食を通して、大人と子供、世の中に向けたメッセージも込められています。肩の力を抜きながら、笑いながら楽しんでいただけたら嬉しいです。永森裕二のコメント
キャスティングについて
企画を着想して、脚本を書く前に考える一番大事なこと。給食好きの教師、甘利田のキャラ造形をどうするか。妄想で書くより具体で書きたい。その時思ったのが、市原隼人さんでした。甘利田は強面の教師のくせして、給食なんぞに心を奪われている。その葛藤に苦悶する男。喜怒哀楽の落差をイメージした時、個人的に市原さんの「喜」と「怒」の落差が大好きだったのが理由です。勝手に市原さんイメージのまま書き進めました。書き上がってオファーさせて頂き、お受け頂いた時は本当にうれしくて、やっと甘利田が出来上がった気がしました。
視聴者へのメッセージ
ほぼ全ての日本人が体験している「初めての会食」が給食だと思います。時代と地域が違えど、給食の話題はとにかく盛り上がります。様々な飯モノドラマがありますが、決まったメニューをいかに工夫して食べるかという飯モノは初めてだと思います。ある人は思い出しながら、ある人は今との違いを感じながら、それぞれの楽しみ方をして頂ける作品になったと思います。是非皆さん一緒に「おいしい給食」を味わってください。
- 番組情報
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『おいしい給食』
2019年10月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12ほかで放送監督:綾部真弥、田口桂 脚本:永森裕二、綾部真弥、田口桂 出演: 市原隼人 ほか関連リンク
Special Feature
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?