瀬々敬久監督の新作映画『糸』の公開日が2020年4月24日に決定。追加出演者が発表された。
中島みゆきの楽曲“糸”から着想を得た同作は、北海道、東京、沖縄、シンガポールを舞台に、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、平成の終わりに再び巡り逢うまでの18年間を「生活者の視点から見た平成史の変遷」と共に描いた作品。北海道で生まれ育ち、チーズ工房で働く高橋漣役を菅田将暉、中学生の時に漣と離れ離れとなる園田葵役を小松菜奈が演じる。
今回出演が明らかになったのは、榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙、馬場ふみか、永島敏行、竹原ピストル、松重豊、田中美佐子、山口紗弥加。
榮倉奈々は高橋漣が働くチーズ工房の先輩で、後に恋愛関係となる桐野香役、斎藤工は園田葵と恋愛関係になるファンドマネージャーの水島大介役を演じる。山本美月は葵の親友で、シンガポールで事業を始める高木玲子役、倍賞美津子は子ども食堂の主人・村田節子役、成田凌は漣の幼なじみ竹原直樹役、二階堂ふみは竹原直樹の二番目の妻・山田利子役にキャスティング。
高杉真宙は葵や玲子と共にシンガポールで事業を始める冴島亮太役、馬場ふみかは直樹の最初の妻・後藤弓役、永島敏行は桐野香の父・桐野昭三役、竹原ピストルは葵の叔父・矢野清役を演じる。松重豊はチーズ工房の工房長でチーズ作りの師匠・富田幸太郎役、田中美佐子は桐野香の母・桐野春子役、山口紗弥加は葵の母親・園田真由美役にキャスティングされている。
また、榮倉奈々、斎藤工、原案と企画プロデュースを手掛ける平野隆のコメントが公開。榮倉は「監督をはじめ、長年お世話になっているスタッフの皆様とは、再度お仕事ができる事で、めぐり逢いの幸せを感じさせていただいています。北海道の四季を感じ、瀬々組のみなさんに助けてもらいながら、頑張ります」、斎藤は「“平成”をぐるりと生きた人間として、この平成の足跡を辿る物語は、令和と言う時代の未来を照らす糸になると強く思いました」と語っている。平野は「映画は、平成という時代に翻弄される漣と葵の物語を軸に進行しますが、榮倉さん演じる香と漣との儚い愛、斎藤さん演じる水島と葵との切ない恋も大きな見所となります。斎藤さんには、皆さんが期待するチャーミングな“悪い男”を演じて頂きます」と述べている。
榮倉奈々のコメント
幅広い年代の人々に、長い間愛されている、中島みゆきさんの糸。
カテゴリは恋愛映画でありながら、人生の複雑さが描かれているこの作品で、糸の歌詞を改めて考えさせられると思います。
キャストの皆さんは、はじめまして、という挨拶からスタートする方々ばかりで緊張していますが、その緊張が解けるのが今から楽しみです。監督をはじめ、長年お世話になっているスタッフの皆様とは、再度お仕事ができる事で、めぐり逢いの幸せを感じさせていただいています。
北海道の四季を感じ、瀬々組のみなさんに助けてもらいながら、頑張ります。斎藤工のコメント
“糸”と言う誰しもの中に想い描かれている名曲を、瀬々敬久監督が菅田将暉さん、小松菜奈さんと映画にするのならば、名作になる要素しかない。
また“平成”をぐるりと生きた人間として、この平成の足跡を辿る物語は、令和と言う時代の未来を照らす糸になると強く思いました。平野隆のコメント
映画「糸」は登場人物達が縦の糸と横の糸となってまるで一つの布を織り成すような物語となっています。
今回13名の新しいキャストを発表致しますが、主演の菅田将暉さん、小松菜奈さんを含む15名全員が主演経験者という極めて珍しいこととなりました。
それもひとえに中島みゆきさんの名曲「糸」の持つ底知れぬ力に依るところが大きいと思っております。
13名が紡ぐ糸は、必ず菅田さん演じる漣と、小松さん演じる葵に結び付きつつも、それぞれの糸も複雑に交差しながら、この物語の舞台である平成という時代を彩ります。
映画は、平成という時代に翻弄される漣と葵の物語を軸に進行しますが、榮倉さん演じる香と漣との儚い愛、斎藤さん演じる水島と葵との切ない恋も大きな見所となります。
斎藤さんには、皆さんが期待するチャーミングな“悪い男”を演じて頂きます。
榮倉さんからは映画「余命一ヶ月の花嫁」で見せたあのとても切ない“笑み”が再び見られるかと思います。
観客の皆様には、15名の名優達の研ぎ澄まされた演技を是非お楽しみ頂きたく思います。
- 作品情報
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『糸』
2020年4月24日(金)から全国東宝系で公開監督:瀬々敬久 脚本:林民夫 出演: 菅田将暉 小松菜奈 山本美月 高杉真宙 馬場ふみか 倍賞美津子 永島敏行 竹原ピストル 二階堂ふみ 松重豊 田中美佐子 山口紗弥加 成田凌 斎藤工 榮倉奈々 配給:東宝
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?