映画『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』の予告編が公開された。
1961年に『ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞したアラン・レネ監督、アラン・ロブ=グリエ脚本による『去年マリエンバートで』は、時代も国籍も不明なバロック風の宮殿のようなホテルを舞台に、女A、男X、男Mの3人の人間模様を描いた作品。ヒロインを演じたデルフィーヌ・セイリグが劇中で着た数着のドレスは、晩年のココ・シャネル自らがデザインした。今回上映されるのは、劇中でオリジナルデザインの衣装を提供したシャネルのサポートによって完全修復が施されもの。10月25日から公開される。
予告編には、去年会ったと語りかける男Xと、全く覚えていないと言い張る女Aが駆け引きする様子や、「poetique(詩的)」「mysterieux(神秘的)」「sensuel(官能的)」「elegant(優雅な)」といった文字の点滅、ブラックシフォンドレス、ホワイトシフォンドレス、リトルブラックドレス、ジャガードドレスといったシャネルの衣装をまとった女Aの姿などが映し出されている。
- 作品情報
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『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』
2019年10月25日(金)からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開監督:アラン・レネ 脚本:アラン・ロブ=グリエ 音楽:フランシス・セイリグ 出演: デルフィーヌ・セイリグ ジョルジョ・アルベルタッツィ サッシャ・ピトエフ 上映時間:94分 配給:セテラ・インターナショナル
Special Feature
Crossing??
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