中村義洋監督の新作映画『決算!忠臣蔵』に阿部サダヲが出演していることが発表された。
11月22日から公開される同作は、筆頭家老・大石内蔵助が勘定方・矢頭長助の力を借りて、予算内で主君・浅野内匠頭の仇討ちをしようとする様をコミカルに描いた作品。大石内蔵助役を堤真一、矢頭長助役を岡村隆史が演じるほか、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、石原さとみらがキャストに名を連ねている。
中村組には3作目の出演となる阿部サダヲが演じるのは赤穂藩藩主・浅野内匠頭。浅野は「濁ったものを清くする」ことをモットーに、賄賂まみれの吉良上野介に江戸城で斬りかかって切腹となり、藩を取り潰された赤穂浪士たちが仇討ちに挑むこととなる。阿部は2007年公開の映画『舞妓Haaaan!!!』以来の共演となった堤からは「君のせいで皆がこんな大変な目に遭うんやで」と言われたという。
また阿部は同作への出演にあたり、「中村組に少しでも参加できて嬉しかったです!でもその少しが皆さんを大変な事に巻き込んでしまうんですよね。すみません、切腹してしまったので知りませんが。(笑)」とコメント。
中村監督は「今回の忠臣蔵での浅野内匠頭は、狂気をはらんだ一途さが必要でした。そうなるとサダヲさんしか思い浮かばなかったんですが、大河主演ですし、こちらの撮影は京都ですし、無理かなあと思っていたところ、何とか調整して頂きご出演が叶いました」と明かしている。
阿部サダヲのコメント
中村組に参加させて頂くのは今回で3作目なのですが、何故か毎回「真面目な人」役を頂きます。今回の浅野内匠頭も凄いです。(笑)
中村組に少しでも参加できて嬉しかったです!でもその少しが
皆さんを大変な事に巻き込んでしまうんですよね。
すみません、切腹してしまったので知りませんが。(笑)
面白いです『中村組忠臣蔵』中村義洋監督のコメント
今回の忠臣蔵での浅野内匠頭は、狂気をはらんだ一途さが必要でした。そうなるとサダヲさんしか思い浮かばなかったんですが、大河主演ですし、こちらの撮影は京都ですし、無理かなあと思っていたところ、何とか調整して頂きご出演が叶いました。朝イチ、本気の「この間の遺恨、覚えたるかー!」という、障子紙が震えるほどの怒声を聞いたら、やって頂けて本当に良かったと思うと同時に、これは是が非でも討ち入りしなきゃなと、スタッフ一同、四十七士のような感慨を抱いたものです。
池田史嗣プロデューサーのコメント
赤穂事件は、この殿様が突然キレてしまったことが全ての始まり。
その実像は諸説あって、「正義感が強くて繊細な良い人説」から「いきなり癇癪を起こす病み気味のヤバい人説」まで。しかも我々の忠臣蔵はコメディなので、笑いが必要。
そんな役ができるのは今や大河主演の国民的俳優にして中村組の最終兵器・阿部サダヲさんしかいないという意見で監督と完全合致。
おそらく忠臣蔵史上(色んな意味で)最もヤバい浅野内匠頭でした。
とびきりキュートで魅力的なサダヲさんがやらかしてしまったせいで、堤さん岡村さん以下オールスターズ全員が困り果てるところから始まる今回の忠臣蔵。
冒頭からテンション高めにスタートします。どうぞご期待くださいませ。
- 作品情報
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『決算!忠臣蔵』
2019年11月22日(金)に全国公開監督・脚本:中村義洋 原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書) 出演: 堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 石原さとみ 荒川良々 竹内結子 阿部サダヲ ほか 配給:松竹
Special Feature
Crossing??
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