映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』の本編映像が公開された。
スタジオ「A24」が製作を手掛けた同作は、「クラスで最も無口な子」に選ばれてしまったケイラが主人公。中学校生活の最後の1週間を迎えたケイラが、SNSを駆使して高校生活が始まる前に不器用な自分を変えようとするが、いくつもの壁が立ちはだかる、というあらすじだ。ケイラ役にエルシー・フィッシャーがキャスティング。同作が初監督作となるボー・バーナムがメガホンを取った。公開日は9月20日。
公開された映像は、ケイラが「学年で最も無口な子」に与えられる「無口賞」に選ばれるシーンにフォーカスしたもの。「無口賞」受賞者として名前を呼ばれたケイラが両手で顔を覆う姿をはじめ、「瞳賞」に選ばれたケネディに「やったね」と口にする様子、同じく「瞳賞」受賞者のエイデンに声を掛けて無視される場面などが映し出されている。
あわせて歌広場淳(ゴールデンボンバー)、最上もが、宮藤官九郎、春名風花、ジェーン・スー、瀬戸あゆみ、柚木麻子が同作に寄せたコメントが公開。歌広場淳は「僕と同じ陰キャは、どうか見てほしい。死ぬほど勇気をもらえる」、最上もがは「思春期の美しくて脆い心情に、一緒に悩んでモヤモヤして笑顔になりました」、宮藤官九郎は「俺にとって『台風クラブ』や『家族ゲーム』と同ジャンル、青春映画の金字塔や!」と語っている。
また春名風花は「ケイラ!あなたの動画に、無限に“いいね”を押したい!」、ジェーン・スー「本物の人生に起承転結なんてない」、瀬戸あゆみは「痛々しいけど、愛おしい。ほろ苦いけど、甘酸っぱい。ひとシーンずつ印象に残っている」、柚木麻子は「ただ、見知らぬ誰かに話しかけていたケイラが、自己にむけて語り出した瞬間、未来は輝いていく」と述べている。
日本公開を記念して、ボー・バーナム監督の初来日も発表。さらに公開に先駆けて、8月29日に最速プレミアム試写会が東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で開催される。同イベントでは山崎まどかが登壇するトークイベントも実施。チケットは8月26日から販売開始となる。
歌広場淳(ゴールデンボンバー)のコメント
自分が映画になったのかと思った。僕と同じ陰キャは、どうか見てほしい。
死ぬほど勇気をもらえる。僕はもう、街でいきなり陽気なYouTuberに声を掛けられても怖くない。最上もがのコメント
思春期の美しくて脆い心情に、一緒に悩んでモヤモヤして笑顔になりました。
ケイラの言葉はきっといくつになっても刺さる。最高にクールな女の子の物語。宮藤官九郎のコメント
いい!これはぜひ娘に見てほしい!けど娘にこれを薦める父親、どうかしてる。
そういう意味で俺にとって『台風クラブ』や『家族ゲーム』と同ジャンル、青春映画の金字塔や!春名風花のコメント
ケイラ!あなたの動画に、無限に“いいね”を押したい!愛しくて、思わず抱きしめたくなる映画です。
ジェーン・スーのコメント
どこまでもいたたまれない気持ちになるのは、すべてがリアルだから。
本物の人生に起承転結なんてない。瀬戸あゆみのコメント
痛々しいけど、愛おしい。ほろ苦いけど、甘酸っぱい。ひとシーンずつ印象に残っている、忘れられない映画。
柚木麻子のコメント
スマホより空を見よう、ともSNSは最高とも言っていない。
ただ、見知らぬ誰かに話しかけていたケイラが、自己にむけて語り出した瞬間、未来は輝いていく。
- 作品情報
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『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
2019年9月20日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントほか全国で順次公開監督・脚本:ボー・バーナム 音楽:アンナ・メレディス 出演: エルシー・フィッシャー ジョシュ・ハミルトン エミリー・ロビンソン ジェイク・ライアン ほか 上映時間:93分 配給:トランスフォーマー
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?