映画『“隠れビッチ”やってました。』の主題歌が発表された。
あらいぴろよによるコミックエッセイ『“隠れビッチ”やってました。』は、異性からモテ続ける事で「認められたい欲求」を満たしてきた女性が主人公。映画版のあらすじは、清楚を装いながら、計算し尽くした仕草と会話、服装などで相手の気持ちだけを弄びながら恋愛を楽しむ主人公のひろみが、同じ職場に気になる相手が現れたことから自らの本心と向き合いはじめるというもの。ひろみ役を佐久間由衣、ひろみのシェアハウス仲間でバイセクシャルの晃役を村上虹郎、自信のなさから上手くいかない恋愛を繰り返す彩役を大後寿々花、ひろみを見守る男・三沢役を森山未來が演じる。
主題歌となるのは、京都出身の姉妹によるピアノ連弾ユニット・Kitriが書き下ろした新曲“さよなら、涙目”。同曲の配信は秋を予定している。
Kitriのコメント
主題歌のお話を頂いたのは初めてのことだったので、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。
普段は心の奥にひっそりと佇んでいる様な、自分の中の複雑な感情を見つめてみる。
大人になればなるほど、簡単そうでなかなか出来ません。ですが、この作品を通して、少しずつ少しずつ自分と向き合うことで、心が救われることがあると感じさせられました。
「さよなら、涙目」は、佐久間由衣さん演じる主人公・ひろみに寄り添いながら、Kitriとしても、心の裏側に差し込む優しい光を表現できたら、という思いで作らせて頂きました。誰かが踏み出す一歩を後押しできる様な曲になれば幸いです。佐久間由衣のコメント
傘をさしても、ずぶ濡れになるのは何故だろう。
ピアノの音色が、雨の雫が滴る音のように切なく、力強く、確かに響き、歌声にのる歌詞がとてもあたたかく、全ての感情を救ってくれるような優しさに包まれました。この物語の応援歌のような、心の叫びのような、素敵な楽曲を作ってくださった二人の美しい魂に感謝致します。
- 作品情報
-
『“隠れビッチ”やってました。』
2019年冬に全国公開監督:三木康一郎 原作:あらいぴろよ『“隠れビッチ”やってました。』(光文社) 主題歌:Kitri“さよなら、涙目” 出演: 佐久間由衣 村上虹郎 大後寿々花 小関裕太 森山未來 前野朋哉 片桐仁 前川㤗之 栁俊太郎 戸塚純貴 渡辺真起子 光石研 配給:キノフィルムズ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?