アイドルを目指す人と辞める人、WACKオーデ追う映画『IDOL-あゝ無情-』

映画『IDOL-あゝ無情-』が、11月1日から東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開される。

同作はBiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE、WAggらが所属する音楽事務所「WACK」が開催した合宿形式のオーディションと、その裏側で起きていた出来事を捉えたドキュメンタリー映画。歌、ダンス、マラソン、ニコニコ生放送の24時間配信といった試練を乗り越えてアイドルを目指していく候補生たちの姿や、第2期BiSの解散を軸に、少女たちの姿を生々しく捉える。

監督は『世界でいちばん悲しいオーディション』の岩淵弘樹。プロデューサーはWACKの渡辺淳之介が務めている。撮影陣には青柳拓、浅井一仁、今井未来、今田哲史、岩淵弘樹、エリザベス宮地、小峰克彦、白鳥勇輝、中村桃子、丹羽貴幸、バクシーシ山下、八木咲、柳田裕之、山崎夏樹が名を連ねている。

公開決定にあわせて特報映像が公開。BiSの楽曲“BiSBiS”が使用されている。

渡辺淳之介のコメント

今回の映画はアイドルグループに入ることを目指すものと、アイドルグループを辞めるものの両極端が描かれた珍しいストーリーとなっています。両者ともに真剣勝負、アイドルを続ける限りは自分の人生のほとんどをアイドルにささげることになります。
カメラは容赦なく裏側だろうがなんだろうがメンバーたちをずっと追いかけていきます。この映画を見ているうちに目指すもの、辞めるもの、実は両極端に見える両者の選択はほぼどちらも将来の選択としては一緒なのではないかと思えてくると思います。
なにせ自分の人生がかかった一大勝負なのですから。
アイドルへのはたまた人生への渇望、絶望、混乱、カオスを見てもらえたらと思います。

岩淵弘樹監督のコメント

芸能事務所WACKの魅力は、むき出しの姿をさらけ出すことにあると思う。
オブラートに包んだ口当たりの良い言葉や態度では人の気持ちを動かせないことを、WACKの社長渡辺は所属するアイドルたちと、アイドルを目指す少女たちに何度も何度も教え込みます。
本作は3月に行われたアイドル合宿オーディションを舞台に、その裏側で解散を決めたアイドルグループ“BiS”に焦点を当てたドキュメンタリー映画です。「カメラを止めてもらっていいですか?」というアイドルに対して渡辺は「カメラがあることが当たり前じゃん、芸能界だよ」と言います。
生半可な決意では生き残れない世界で生きる人々の、崖っぷちの物語を見届けてください。

作品情報

『IDOL-あゝ無情-』

2019年11月1日(金)からテアトル新宿、11月8日(金)からシネ・リーブル梅田、11月9日(土)からシネマスコーレで公開
監督・編集:岩淵弘樹 出演: オーディション候補生 BiSH BiS GANG PARADE EMPiRE WAgg 上映時間:85分 配給:松竹メディア事業部
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