ジャン=ミシェル・バスキアの関連書籍『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』『バスキア・ハンドブック』『バスキア ザ・ノートブックス』が、本日9月30日に同時刊行された。
1980年代のアメリカ・ニューヨークのアートシーンで活動し、1988年に27歳で逝去したジャン=ミシェル・バスキア。昨年にドキュメンタリー映画『バスキア、10代最後のとき』が公開され、現在は展覧会『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』が東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている。
同展の公式図録となる『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』は、バスキアの研究で知られるディーター・ブッフハートが、バスキアと日本との多方面にわたる絆、日本の歴史や文化がその創作に及ぼした影響について明らかにするもの。世界各地から集めた約130点の絵画、オブジェ、ドローイングの図版に加えて、ブッフハートや美術史家の宮下規久朗によるエッセイ、ポートレート、前澤友作と佐竹昌一郎のインタビューなどが収録される。
『バスキア・ハンドブック』はバスキアの「入門書」。宮下規久朗と、生前のバスキアを知るアーティスト・日比野克彦によるQ&Aをはじめ、代表作の図版、素顔に迫るポートレート、作品解説のトピックス、河内タカ、ローランド・ハーゲンバーグ、菊地成孔、前澤友作のコメントなどで構成される。
『バスキア ザ・ノートブックス』は、バスキアがキャリアをスタートさせた1980年から死に至る前年までの7年間で綴られた8冊のノートをまとめたもので、バスキアのドローイングやテキストなどを収録。アートコレクターのラリー・ウォルシュは「いかなるアーティストもその内なる働きの全貌を知ることはできないが、われわれはここにある数々の言葉の中にバスキアの魂の片鱗を垣間見ることができるであろう」と述べている。
なお、3冊のブックデザインはグルーヴィジョンズが手掛けた。
関連イベントとして、『ローランド・ハーゲンバーグ写真展「ジャン=ミシェル・バスキア」』が10月9日から東京・MM吉祥寺ビルのBlue Sheep Shopで開催。オーストリアと日本を拠点に活動するローランド・ハーゲンバーグが撮影した生前のバスキアの写真を展示、販売するほか、関連書籍のフェアを行なう。
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『ローランド・ハーゲンバーグ写真展「ジャン=ミシェル・バスキア」』
2019年10月9日(水)~10月21日(月) 会場:東京都 MM吉祥寺ビル1階 Blue Sheep Shop 時間:12:00~18:00 休廊日:月、火曜(10月21日は開廊)