映画『37セカンズ』の特報と場面写真が公開された。
2月から公開される同作は、『ベルリン国際映画祭』パノラマ部門観客賞と国際アートシアター連盟賞を受賞したHIKARI監督の初長編作。生まれた時に37秒間呼吸が止まっていたことが原因で手足が自由に動かない身体になった23歳の貴田ユマが、ある出来事をきっかけに自らの力で「新しい世界」を切り開いていく様を描く。原題は『37 Seconds』。Netflixでの海外配信も決定している。
親友の漫画家のゴーストライターとして過ごすユマ役を演じたのは、身体に障がいを持つ女性を対象とした一般公募で集まった約100人の応募者から選出された佳山明。今回が初演技となる。共演者は、シングルマザーでユマに対して過保護になってしまう母・恭子役の神野三鈴をはじめ、大東駿介、渡辺真起子、熊篠慶彦、萩原みのり、芋生悠、渋川清彦、宇野祥平、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり、板谷由夏。
37秒で構成される特報では、「やっぱりママも一緒に行く」「1人で行かせてくれるって約束したじゃん」という恭子とユマのやりとりや、親友の漫画家の「私達のことバレたら終わりだよ」というセリフ、ユマと恭子が風呂に入るシーン、「時間を止めていたのは私でした」というテロップが確認できる。場面写真には、ユマが大東駿介演じる俊哉に車椅子を押してもらう場面や、恭子に靴を履かせてもらう様子などが写し出されている。
- 作品情報
-
『37セカンズ』
2020年2月から新宿ピカデリーほか全国で順次公開監督・脚本:HIKARI 出演: 佳山明 神野三鈴 大東駿介 渡辺真起子 熊篠慶彦 萩原みのり 芋生悠 渋川清彦 宇野祥平 奥野瑛太 石橋静河 尾美としのり 板谷由夏 上映時間:115分 配給:エレファントハウス関連リンク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?