書籍『バスキアイズムズ Basquiat-isms』が、11月21日に刊行される。
ジャズ、ヒップホップ、アメリカ民俗や人種問題などをテーマに据えて、3000点を超えるドローイング、1000点以上の絵画作品を残し、27歳の若さでこの世を去ったジャン=ミシェル・バスキア。同書はバスキアのインタビューや記事、会話の録音記録など様々な資料から約200の言葉を集めた『Basquiat-isms』の邦訳本となっている。
内容は4部に分かれており、第1部「プロセス」では、バスキアの創作のモチベーションやアイデア、テクニックなどについてまとめ、第2部「影響を受けたものとヒーローたち」では、バスキアが参照した物や、彼をアーティストとして形成した様々な要素を明らかにし、第3部「ニューヨーク」では、ブルックリンで育った幼少の頃から名声を得るに至るまで、ニューヨークでの経験の記録をたどり、第4部「アート」では、バスキアのアートに対する視点や体験、美術界について、アーティストであるとはどういうことなのか、などに焦点を当てている。2019年までを網羅したバスキアの年譜も収録。
編集はアートコレクター、プロデューサーのラリー・ウォルシュ。訳は美術ライター、翻訳家の河野晴子が担当した。なお東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは11月17日まで『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』を開催中。
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