美空ひばりの新曲“あれから NHKスペシャル・バージョン”が11月27日に配信リリース。12月18日に『あれから』のCD盤がリリースされる。
“あれから NHKスペシャル・バージョン”は、9月に放送された『NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」』内の企画から生まれた楽曲。番組では、没後30年を迎えた美空ひばりの音声データを用いて、ヤマハが開発を進めているAI技術によってその声を蘇らせ、「AI美空ひばり」として新曲を歌唱するという試みに挑んだ。作詞とプロデュースは美空ひばり生前最後のシングル『川の流れのように』を手掛けた秋元康が担当。美空ひばりの新曲としては約30年ぶりとなる。
今回のリリースは、番組の反響を受けたもの。亡くなったアーティストの歌声をAIによって蘇らせ、新曲としてリリースされるのは世界初になるという。CD盤には“あれから NHKスペシャル・バージョン”に加えて、“あれから シングルバージョン”“あれから シングルバージョン--(オリジナルカラオケ)”を収録。さらに12月31日には『第70回NHK紅白歌合戦』で“あれから”が披露される。
加藤和也(ひばりプロダクション)のコメント
このたび「あれから」が商品化されるとのことで、多くの人に美空ひばりの新曲という形で聞いてもらえることは感慨もひとしおです。
美空ひばりはこの世には戻りませんが、最先端の技術で、ここまで空いた隙間の時間を埋めてもらえるAIの素晴らしい側面を感じさせていただきました。秋元康のコメント
「A.I.によって、美空ひばりさんが甦ったら、どんな歌を歌って欲しいですか?」
そんなNHKスペシャルのスタッフからの質問から始まった企画でした。
もし、今、美空ひばりさんに新曲を書くとしたら、何をテーマに書くだろう?
わくわくしながら考えました。
美空ひばりさんが亡くなってから30年。
当時、30歳の若造だった僕も還暦になりました。
そこには、30年の「あれから」があります。
その募った思いを「あれから」という歌に込めました。「あれから」という歌に多くの方々から大きな反響をいただいたと聞いて嬉しく思います。
もう一度会いたいというみなさんの思いを、一夜だけの夢として企画したものですが、「あれから」は、美空ひばりさんが僕たちにくださった「これから」なのかもしれません。
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