齊藤工監督の映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』の初日が2月21日に決定。あわせて追加キャスト、特報映像第2弾、ティザービジュアル、場面写真が公開された。
齊藤工の企画・原案・スチール・声・撮影・脚本・監督による同作は、「日本においての表現限界」に挑戦する作品。秋山ゆずき、平子祐希(アルコ&ピース)、斎藤工、大水洋介(ラバーガール)、古家祥吾(TCクラクション)らが出演するほか、岩切一空、人形アニメーション作家の飯塚貴士がゲスト監督として参加している。
特報映像第2弾として公開されたのは音楽を担当することが判明した狐火と、GARIの2バージョン。追加キャストには、華村あすか、中井友望、半田美樹、山元駿、川島直人が名を連ねる。
さらに12月12日、13日には『MOOSIC LAB 2019』内で『「COMPLY+-ANCE コンプライアンス」公開記念特集上映!』を実施。齊藤監督、岩切監督、飯塚監督、同作のプロデューサー清水康彦の作品が上映されるほか、スタッフ、キャストによる舞台挨拶も予定されている。
YOW-ROW(GARI)のコメント
ご存知の方も居るかと思いますが、某番組による運命的な出会いによってこの作品への参加となりました。
この業界でも<政治的な配慮>や<然るべき手順>が当たり前の中、このようなスピード感で具現化した事に大変興奮しております。
そして入り口はそのような形でも<只の記念試合>ではなく<お互いの共鳴>によるモノである事を証明出来たらなと!狐火のコメント
映画が公開される日まで、僕の提供楽曲自体がコンプライアンスに引っかかるのではないかとドキドキしていますが、そんな感覚も含めて言いたい事を表現する事が僕は音楽の魅力だと思っています。
無事、僕の楽曲が流れますように!岩切一空のコメント
「映画に罪はない」なんてありえません。
誰かを傷つけてしまう未来を想定しないでいられる昨日が終わったことに気づけない人々、罪から目を背けて安牌を切ろうとする人々の為にこの作品を作りました。
また明日誰かを傷つけてしまうことになっても、自分を軽蔑しながら生きている人だけが好きです。
この作品を理解しようとしてくれたスタッフ、キャストの皆さん、そして何より、こうした機会をくれた齊藤工監督に感謝します。飯塚貴士のコメント
自分の中に存在しない価値観に出会った時、その都度立ち止まってあれこれ想像を巡らせる。
一人一人がそういうことを積み重ねていけば、きっとコンプライアンスを巡る問題は解決に向かうと思う。
何でも単純化して先鋭化して押し付けることをやめて欲しくてこの作品を作りました。
笑ったりむっとしたり意味わかんないとか思いつつ、何か少しでも気付きがあったら嬉しいです。
- 作品情報
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『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』
2020年2月21日(金)からアップリンク吉祥寺、アップリンク渋谷ほか全国で順次公開監督・企画・原案:齊藤工 ゲスト監督:岩切一空、飯塚貴士ほか 脚本:齊藤工、はしもとこうじ 音楽:狐火、GARI 出演: 秋山ゆずき 平子祐希(アルコ&ピース) 斎藤工 大水洋介(ラバーガール) 古家祥吾(TCクラクション) 華村あすか 中井友望 川島直人 山元駿 半田美樹 配給:SPOTTED PRODUCTIONS関連リンク
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?