映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』が、2月28日から全国で公開される。
1979年に公開されたフランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』は、ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』を原案に、ベトナム戦争の狂気や人間の心の闇を描いた映画。大佐暗殺の特命を受けたアメリカ陸軍のウィラード大尉が、ジャングルの奥地を目指して部下との船旅に出るというストーリーだ。『第32回カンヌ国際映画祭』のパルムドールに輝き、日本では1980年に公開された。
今回公開される『地獄の黙示録 ファイナル・カット』は、2001年に公開された、未公開シーン全てを盛り込んだ特別完全版よりも20分短いバージョンに再編集し、新たにデジタル修復を施したもの。映像は撮影時のオリジナルネガフィルムを初めて使用し、音声は劇場公開版のプリントマスターを使用。いずれもデジタルリマスターされ、IMAXで上映される。
合わせて公開された特報映像には、ワーグナーの“ワルキューレの騎行”にのせて、銃弾が飛び交う戦場の様子が映し出されている。メインビジュアルはアメリカのグラフィックデザイナー集団「MONDO」がアートワークを担当。沼から顔を出すマーティン・シーンと、水面に写るマーロン・ブランドの表情がデザインされ、「ここが、終着点。」というコピーが添えられている。
- 作品情報
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『地獄の黙示録 ファイナル・カット』
2020年2月28日(金)から全国IMAXで公開監督:フランシス・フォード・コッポラ 脚本:ジョン・ミリアス、フランシス・フォード・コッポラ 出演: マーロン・ブランド ロバート・デュヴァル マーティン・シーン ローレンス・フィッシュバーン ハリソン・フォード デニス・ホッパー 上映時間:182分 配給:KADOKAWA
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