東京・ラフォーレ原宿のトイレが本日12月6日にリニューアルオープンした。
今回リニューアルされたのはB1F男女トイレと4F女性トイレ。改装にあたって「トイレ機能だけではない新しい表現の場」を目指したという。
B1F男女トイレは、2018年10月に鳴尾仁希のデザインにより「ラフォーレ原宿のトイレで開く、“アート”と“カルチャー”の窓」として改装され、大野隼男やColliuの作品展示が行なわれてきた。今回は、浅野忠信の作品『蛇口の水が止まらない』を展示。
4F女性トイレは「ラフォーレの森」をコンセプトに、濱上健児(switch lab inc.)がデザインを担当。2019年2月までラフォーレ原宿のエントランスに生育していたが、倒木の可能性があるとして伐採された銀杏の木をデザインとして蘇らせたという。
とんだ林蘭が内装を手掛けた3F女性・多目的トイレ前のスペースには、とんだ林と東京・中目黒のギャラリーVOILLDのコラボレーショングッズを販売する「最先端スマートカプセルマシン TUTUU PLANT」が1月までの期間限定で設置。ピザを模したコラージュがプリントされたハンドミラーや、とんだ林蘭の口元をデザインしたキーホルダーなど、ミラー3種類、キーホルダー2種類、ステッカー3種類のアイテムが用意されている。
浅野忠信のコメント
皆さんがトイレに入って今自分に起きていることから一瞬で違う世界に入ってトイレを出た時にさっき何考えてたんだっけ?となって欲しい。そういう意味では疲れてる人や悩んでる人とかにリフレッシュしてもらえたら最高。僕の世代の人がラフォーレを身近に感じてくれたら面白いなと思います。それと同時に若い方が僕の作品を見て、何を想像するのかも気になる。描いてる時は何よりも自由な時間で、僕だけの世界に生きる事ができるので、その心地いい風や光などを共感していただけたら最高です。
濱上健児(switch lab inc.)のコメント
ラフォーレ原宿の誕生以来、街やラフォーレ原宿を見守ってくれていた、シンボルツリーのイチョウの大木が2019年2月に別れを告げました。このツリーへ、オマージュを込めて4Fトイレに、このシンボルを蘇らせました。“これからも、このイチョウと共に”少しの時間ですが、ラフォーレ原宿の森に迷い込んでください。