曽我部恵一(サニーデイ・サービス)の長編小説『メメント・モリタ』が、本日12月17日発売の雑誌『ケトル VOL.51』から連載開始した。
曽我部恵一にとって初の連載小説となる『メメント・モリタ』は、バンドメンバーを募集する張り紙の文面からスタート。友人の部屋での徹夜の飲み会、薄暗い練習スタジオ、恋人との別れなどが舞台装置となって物語が展開していくという。連載は誌面に加えて『ケトル』のnoteでも掲載。
曽我部は「書け書けと言われ、書き始めたのだ。小説。物語がどうなっていくのかは全然わかりません。わかってても、そのように進まぬように願いたい。自分の人生とはちょっと違うところで、また自由に生きる気分で、このお話に取り組んでみるつもりです」とコメント。
なお同号の特集は、25周年を迎えたPlayStationとなっている。
担当編集のコメント
サニーデイ・サービスや曽我部恵一さんの歌を聴いたことのある人なら、彼の言葉をいつか長編小説という形で読んでみたい、と思うはず。そうして実現した連載でしたが、書き上げられてきた原稿はそんな思いを遙かに超えた素晴らしいものでした。2ヶ月に一度、雑誌『ケトル』での連載というのは、読者としては少しもどかしいかもしれませんが、名作(に違いないと思っています)ができていく過程を目の当たりにする経験は追体験できないものです。もしかしたら未来の巨匠作家の誕生の瞬間かもしれません。
曽我部さんと、モリタくんの物語に、どうぞお付き合いください。
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