細野晋司の写真集『PASSION-蜷川幸雄舞台芸術の軌跡-』が本日12月18日に刊行された。
1999年に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任して以来、約20年間にわたって49作品の舞台演出を手掛け、2016年に逝去した蜷川幸雄。同書にはシアターコクーン創設当初から蜷川作品を撮影し続けてきたカメラマン・細野晋司による49作品の舞台写真やオフショットが収録されている。
掲載されている舞台作品は『唐版 滝の白糸』『オイディプス王』『メディア』『カリギュラ』『盲導犬 ―澁澤龍彦「犬狼都市」より―』など。出演者の藤原竜也、大竹しのぶ、麻実れい、野村萬斎、宮沢りえらに加えて、蜷川本人の姿も写し出されている。
また、同書の刊行を記念した写真展が1月13日まで東京・赤坂のTIME & STYLE MIDTOWNで開催中。会期中の12月21日には著者の細野晋司とグラフィックデザイナーの山本知香子が登壇するトークイベントが行なわれる。
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