藝大生と学ぶ「アート×福祉」東京藝術大学『DOORプロジェクト』4期生募集

東京藝術大学が『Diversity on the Arts Project(DOOR)』の2020年度4期生の募集を1月10日から開始する。

日比野克彦がディレクターを務める『Diversity on the Arts Project(DOOR)』は、「アート×福祉」をテーマに据えて「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成するプログラム。アーティストや福祉の専門家、障がいのある当事者など30人以上の講師による講義に加え、福祉施設でのリサーチや実習、アートプロジェクトへの参加など多数の実践を通じて、参加者が多様性のある社会の創出に向けて活動していくことを目指す。授業の中では社会人と現役の東京藝術大学生が同じ教室で共に学ぶ。

受講生は東京藝術大学附属図書館を1年間利用することができるほか、120時間の受講で履修証明書を交付。4期生の募集人数は50人となる。受付期間は2月12日まで。詳細は『DOOR』のオフィシャルサイトで確認しよう。

日比野克彦のコメント

社会の中における芸術の役割って何なのだろうか?
芸術に役割というものがあるのだろうか?
芸術は役に立つものなのだろうか?
役に立つとはどういうことなのだろうか?
役に立たないといけないのだろうか?
個人としての芸術とは何なのだろうか?
社会としての芸術とは何なのだろうか?
私たちの生きている現代社会は今どうなっているのだろうか?
その中で芸術は今どうしているのだろうか?
私というひとりの人
他者というひとりの人
同じ社会の中で生きているひとりひとりの他者と私の間には
何があるのだろうか?
そこに芸術があるのだろうか?

東京藝術大学 教授
日比野克彦

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