『第162回芥川龍之介賞』および『第162回直木三十五賞』の受賞作品が発表された。
『芥川賞』に輝いたのは、古川真人の『背高泡立草』。1988年生まれの古川真人は2016年に『第48回新潮新人賞』を受賞したデビュー作『縫わんばならん』、2017年の『四時過ぎの船』、2019年の『ラッコの家』に続く4度目のノミネートで受賞となった。
『直木賞』を受賞したのは、川越宗一の『熱源』。1978年生まれの川越宗一は2018年に『第25回松本清張賞』を受賞した『天地に燦たり』でデビューし、『直木賞』初ノミネート作となった『熱源』では『第9回本屋が選ぶ時代小説大賞』も受賞している。