大橋裕之の漫画『ゾッキA』『ゾッキB』が実写映画化することがわかった。
『ゾッキA』『ゾッキB』は、現在公開中のアニメーション映画『音楽』の原作者としても知られる大橋裕之の初期作品集。タイトルの「ゾッキ」は「寄せ集め」「ひとまとめにした」という古本用語からきている。
監督を務めるのは、竹中直人、山田孝之、齊藤工の3人。「絶対、実写映画化したい!」という竹中が山田と齊藤にオファーしたことから共同制作が決まったという。監督作としては竹中は8作目、齊藤は3作目、山田は1作目となる。脚本は倉持裕が担当。
来年の公開に向けて2月から大橋の生まれ故郷である愛知・蒲郡で撮影がスタートする。
竹中直人監督のコメント
まさかこんなときがくるなんて…
大ファンだった大橋裕之さんの作品を映画にすることが出来るなんて…
まるで夢のようなできごと…
夢のまたゆめのようなできごと…
ぼくが感じた大橋さんの世界をどこまで映像化出来るのか…
この思いに集まって来てくれた方々と夢中になって作ります!山田孝之監督のコメント
初めてゾッキを読んだ時の衝撃、感動、恐怖、希望。それらを自分なりの表現で伝える。怖くもあるけどゲボが出るほど楽しみです。監督のイメージはあるものの監督をしたことがない僕ですが、竹中監督、齊藤監督と協力して心を刺激する作品に仕上げたいと思います。
齊藤工監督のコメント
監督陣がやや派手な門構えに見えるかも知れませんが、作品至上主義の映画人が集まっていて、大橋裕之さんの最高過ぎる原作に忠実に、かつ実写ならではの裏切りを行いたいと思っております。このプロジェクトの発起人である竹中直人さん、そして、この作品に関わるきっかけをくださった前野朋哉さんに心から感謝致します。
- 作品情報
-
『ゾッキ』
2021年に全国公開予定監督:竹中直人、山田孝之、齊藤工 脚本:倉持裕 原作:大橋裕之『ゾッキA』『ゾッキB』(カンゼン) 配給:イオンエンターテイメント
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?