グザヴィエ・ドラン監督の映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』の予告編と新たなビジュアルが公開された。
3月13日から公開される同作のあらすじは、人気俳優ジョン・F・ドノヴァンの死を巡り、11歳の少年との「秘密の文通」から、華やかなスターの光と影、若くしてこの世を去ったドノヴァンの死の真相に迫るというもの。グザヴィエ・ドラン監督の幼少時の経験をもとに物語が作られたという。ジョン・F・ドノヴァン役をキット・ハリントン、ジョンと文通を交わす少年ルパート役をジェイコブ・トレンブレイが演じるほか、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンらが出演している。
「幼き日、僕は『タイタニック』を見てL・ディカプリオに夢中になった。そして、憧れの彼へ手紙を書いた。これは、僕自身の経験から生まれたある少年と美しきスターの物語――グザヴィエ・ドラン」というメッセージから始まる予告編では、女性が「ジョンとあなたのスキャンダルについて聞かせて」と語りかける姿をはじめ、ジョンがカメラのフラッシュを浴びながら微笑む様子、少年時代のルパートの「僕はジョン・F・ドノヴァンと文通してる」という告白を聞いた子供たちが笑うシーン、頬を叩かれたルパートが「ウンザリなんだよ」と声を荒げる場面、ジョンが「俺の人生も秘密も知らないくせに」と叫ぶ様、「いつか僕らの真実を語ってほしい」という言葉などが確認できる。
ビジュアルにはジョンと少年時代のルパートの姿が写し出されているほか、「僕を知るのは、世界にただ一人――。君だけ」「ジョン、君は僕のすべてなんだ。」というコピーが使用されている。
なお各地の映画館ではThe Verveの楽曲“Bitter Sweet Symphony”を使用した劇場限定版予告編を上映中。3月13日までの期間限定となる。
- 作品情報
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『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』
2020年3月13日(金)から新宿ピカデリーほか全国で公開監督:グザウィエ・ドラン 脚本:グザヴィエ・ドラン、ジェイコブ・ティアニー 出演: キット・ハリントン ナタリー・ポートマン スーザン・サランドン ジェイコブ・トレンブレイ キャシー・ベイツ 上映時間:123分 配給:ファントム・フィルム
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