アップリンク京都が4月16日にオープンする。
有限会社アップリンクとしては、2005年オープンのアップリンク渋谷、2018年オープンのアップリンク吉祥寺に次ぐ3館目の映画館、関西初進出となるアップリンク京都は、隈研吾が建築デザインを監修した京都・烏丸御池の複合施設「新風館」の地下1階に開業。「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」のそれぞれ異なるデザインコンセプトを持つ4スクリーンで構成され、田口音響研究所がアップリンク吉祥寺のために開発した平面スピーカーを全スクリーンに導入したミニシアターコンプレックスとなる。スクリーン1は73席、スクリーン2は60席、スクリーン3は44席、スクリーン4は38席の計215席。
アップリンク京都では、アップリンク渋谷に併設するキッチンTabelaによるスパイスドリンクやベイクドメニューをはじめ、「伊良コーラ」、クラフトビール、添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグなどを用意。設計は北嶋祥浩(アビエルタ建築・都市)が担当した。
なお、歴史的建築物である旧京都中央電話局を一部保存・改修した新風館には、アップリンク京都のほか、アジア初進出となるエースホテル京都、関西初出店や新業態のショップ、レストランを含む全20店舗の商業ゾーン、ポップアップスペースが誕生する。
浅井隆(アップリンク)のコメント
「アップリンク京都」はミニシアター・コンプレックスという新しいコンセプトの映画館です。シネコンのように複数のスクリーンを備え、なおかつ上映する主な作品はアート系です。さらに、充実したメニューのコンセッションもあります。
自宅や職場とは異なる第3の居場所を指す「サード・プレイス」という言葉があります。カフェや図書館、公園などを社会の中のコミュニティの場として捉える概念です。アップリンク京都は、新たなサード・プレイスでありたいと思います。ロビーには映画を見なくとも訪れることができ、奥にはマーケットや映像ギャラリーがあります。人々が集う場でありカルチャーを発信する場を目指します。