エレン・フライスの著書『エレンの日記』が3月3日に刊行される。
1992年に創刊されたインディペンデント雑誌『Purple』の創設者、編集長であったエレン・フライス。現在はフランス南西部の町サン・タントナン・ノーブル・ヴァルで写真家としても活動している。
初単著となる『エレンの日記』は、2001年から2005年にかけてファッション雑誌『流行通信』で連載されていた「Elein's Diary」を単行本化するもの。東京、香港、ブラジル、イタリアなど世界各国への旅や、アーティストたちとの交流、ファッション、映画、文学について語ったエッセイ38篇で構成されている。さらに16ページのカラーページを含むエレン・フライス撮影による写真150点以上を収録。
翻訳は個人雑誌『here and there』の発行人でライターの林央子が担当。エレン・フライスとは30年以上の交友があり、『流行通信』連載時から翻訳を手掛けていた。
2月29日には東京・下北沢の書店B&Bでエレン・フライスによるトークイベントを開催。また3月3日から林央子が監修した展覧会『写真とファッション 90年代以降の関係性を探る』が東京・恵比寿の東京都写真美術館で行なわれる。同展には、エレン・フライスと前田征紀(COSMIC WONDER)のコラボ作品が出展されているほか、アンダース・エドストローム、高橋恭司、ホンマタカシといった『Purple』とゆかりのある写真家も参加している。
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