オリジナルアニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』の追加キャストが発表された。
5月15日から公開される同作の主人公は、コミュニケーションが苦手で常にヘッドホンを装着している少年チェリーと、矯正中の前歯を隠すためにマスクをしている少女スマイル。思ったことをなかなか表に出せないチェリーと、外見のコンプレックスを克服できないスマイルは、SNSを通じて少しずつ言葉を交わし、バイト先で出会った老人フジヤマが失くした「思い出のレコード」を探す内に距離を縮めていくが、ある出来事をきっかけに思いがすれ違ってしまうというあらすじだ。チェリーの声を市川染五郎、スマイルの声を杉咲花が演じる。
発表された声優陣は山寺宏一、花江夏樹、梅原裕ー郎、潘めぐみ、中島愛、諸星すみれ。
山寺宏一がフジヤマ役を演じるほか、花江夏樹はチェリーの友人でアイドルオタクのジャパン役、梅原裕ー郎はチェリーの知人・タフボーイ役、潘めぐみはチェリーの友人・ビーバー役、中島愛はスマイルの姉・ジュリ役、諸星すみれはスマイルの妹・マリ役を演じる。
山寺宏一は市川染五郎と杉咲花について、「市川染五郎さんは、まだ 14歳とは思えないほど凛々しくてかっこいい。声のお仕事も今回が初挑戦で、演じられた役も17歳のキャラクターなのに、ナチュラルでスッと出てくるセリフにハッとするものがありました。感性が素晴らしい! 杉咲花さんは皆さんもご存知の通りドラマや映画等で大活躍してらっしゃいますよね。普段から拝見していて、只物じゃないことはわかっていました(笑)ですので、今回共演することが出来てとても嬉しかったです。『杉咲さんは声優をやっても絶対上手いはず!』と監督と話していたのですが、実際にその演技を聞いて『やっぱりね!思った通り素晴らしい!』と感動しました」とコメントしている。
山寺宏一のコメント
色んな世代の方々に観ていただきたいです。
特に 10代の方々には、胸に刺さるもの、キュンとくるものがあると思います。
大人の方も観終わった後に、ふと若い頃の⾃分を振り返れるようなストーリーになっていますし、本当に映像が素晴らしいです。
そして、終盤に流れる曲は僕ら世代にはたまらない方が歌ってらっしゃるので、楽しみにしていてください!花江夏樹のコメント
爽やかな響きなのでタイトルだけでどんな内容なのだろうと惹き込まれました。
イシグロ監督が隅々まで拘っている、とても繊細で魅力的な作品だと思います。僕⾃身映像を見てとても感動しましたし、物語を通してとても心を突き動かされました。梅原裕ー郎のコメント
題名のサイダーという言葉から、甘酸っぱい青春を連想しました。若者の持つ悩みや熱量が繊細に描かれていて、どの世代にも共感される物語だと思います。観た後には心が洗われるような作品です。⾃分もー歩前へ進んでみようという勇気を貰えるかもしれません。ぜひ劇場へ⾜を運んでいただきたいです。
潘めぐみのコメント
言葉の並びを見たとき、その言葉たちが、とてもユニークで、繊細で、大切にされているように感じて。それと同時に、炭酸を口にしたときに、シュワァっと弾けて身体中を駆け巡る、あの感覚が味わいたくなって、瓶のラムネが恋しくなりました。イシグロ監督から「思いっきりお願いします!」と仰って頂いたので、全身で思いっきり演じさせて頂きました。不器月に、だけど、真っ直ぐに。ちぐはぐながらも、しっかりと。伝えることの大切さ、伝えることのできる勇気を受け取りに、是非、劇場へお越し頂けましたら幸いです。個性的だけど、どこか身近なあの人を思わせるような、魅力的な人たちに、想いに、記憶に、出会えますよ。
中島愛のコメント
瑞々しくて、作品の色合いが⽬の前に浮かんでくるようなタイトルだと感じました。
青春のエネルギーと甘酸っぱさが詰まっています。戸惑いながらも全力で進んでいく
彼らに元気をもらえると思いますので、是非ご覧ください!諸星すみれのコメント
サイダーの炭酸が弾けるみたいに、人生のー瞬を切り取った、甘くてキラキラで、濃くも儚い青春のストーリーだと感じました。主人公二人をはじめとする個性豊かなキャラクターたちそれぞれの魅力や、日常生活の中に溢れる優しさや愛しさなどがたくさん感じられる明るい作品だと思うので、ぜひぜひ多くの方に観ていただきたいです。
- 作品情報
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『サイダーのように言葉が湧き上がる』
2020年5月15日(金)全国公開監督:イシグロキョウヘイ 脚本:佐藤大 原作:フライングドッグ 音楽:牛尾憲輔 アニメーション制作:シグナル・エムディ×サブリメイション 声の出演: 市川染五郎 杉咲花 配給:松竹
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?