音楽賞『第3回 APPLE VINEGAR -Music Award-』のノミネート作品が発表された。
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が設立した『APPLE VINEGAR -Music Award-』は、若手ミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞。デビューアルバムに限らず、キャリア初期に発表した作品を評価する仕組みは『芥川龍之介賞』を参考にしているという。
第3回となる今回は、昨年発表されたアルバムから後藤がセレクトした10作品がノミネート。Black Boboi『Agate』、Daichi Yamamoto『Andless』、AAAMYYY『BODY』、Sweet William『Brown』、Dos Monos『Dos City』、NOT WONK『Down the Valley』、東郷清丸『Q曲』、長谷川白紙『エアにに』、ROTH BART BARON『けものたちの名前』、なみちえ『毎日来日』がラインナップしている。
大賞は選考会を経て決定。審査員は後日発表される。今年も賞金10万を後藤が用意するほか、坂本龍一と亀田誠治も10万円を拠出する。選考会と授賞式の模様はオフィシャルサイトで報告。なお『APPLE VINEGAR -Music Award-』では企業からの協賛を募集している。
後藤正文のコメント
今年もAPPLE VINEGAR賞の準備が整いました。
賞に込めた様々な思いを端的に書くのは難しいですけれど(長文はブログに書きました)、あえて一言で言うならば「夢や希望を将来の世代に手渡したい」。この言葉に尽きます。日本スゴイ!だなんて盲目的に思ったりしませんが、はっきりと面白いですよ、この国で生まれている音楽も。
10年、20年続いたときに振り返って、ほらね!と胸を張れる活動であったらいいなと思っています。いわば民俗史ですね。フォークロア。
今年も楽しんでいただけたら幸いです。後藤正文