上映イベント『肌蹴る光線 ―あたらしい映画―』が、3月15日に東京・渋谷のアップリンク、3月9日と3月14日に京都・誠光社で開催される。
『肌蹴る光線 ―あたらしい映画―』は、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映シリーズ。第7回目となる今回は、ブリッツ・バザウレ監督による2018年の映画『コジョーの埋葬』を上映する。
『コジョーの埋葬』の英題は『The Burial Of Kojo』。少女・エシと、その父コジョー、叔父クワベナを巡る物語を描く。Blitz the Ambassador名義でラッパーとしても活動するバザウレ監督が、KICKSTARTERでの資金集めを経て作り上げたデビュー作で、ガーナ映画として初めてNetflixで配信され、同じくガーナ映画として初めて『ゴールデングローブ賞』にノミネートされた。『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』のテレンス・ナンス監督がプロデューサーの1人として参加しているほか、『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督からも手引きを受けていたことが明かされている。
上映会の開催にむけて、『肌蹴る光線』のウェブサイトでは写真家の石川竜一、音楽ライターの小林雅明と、主催者による作品紹介文も順次公開予定。
なお『肌蹴る光線 ―あたらしい映画―』では、第1回にビー・ガン監督による『凱里ブルース』、第2回は清原惟監督による『暁の石』『ひとつのバガテル』、第3回にはテレンス・ナンス監督による『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』、第4回はジョナス・メカスによる『幸せな人生からの拾遺集』『Sleepless Nights Stories』、第5回はジョアン・ニコラウによる『JOHN FROM』、第6回は小原真史による『カメラになった男—写真家 中平卓馬』を、東京と京都でそれぞれ上映している。
- イベント情報
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『肌蹴る光線 ―あたらしい映画― vol.7』
2020年3月15日(日) 会場:東京都 アップリンク渋谷 料金:1,800円 2020年3月9日(月)、3月14日(土) 会場:京都府 誠光社 料金:各1,500円(ドリンク別)