マームとジプシーの舞台『trippen×mum & gypsy“CYCLE”』が3月1日から東京・渋谷PARCOのほぼ日曜日で上演される。
藤田貴大が全作品の脚本と演出を手掛けるマームとジプシーと、1992年にドイツ・ベルリンのアートギャラリーで靴職人マイスターの資格を持つミヒャエル・エーラーとアンジェラ・シュピーツによってスタートしたシューズブランドのtrippen。
同舞台は、2018年に上演された『mum & gypsy×trippen「BEACH」』『mum & gypsy×trippen「BOOTS」』に続くコラボレーションの第3弾。ほぼ日曜日で開催される初の演劇公演となる。期間中は上演とトークイベントを実施。スケジュールの詳細はマームとジプシーのオフィシャルサイトで確認しよう。
3月28日からは、東京・原宿の金万 PRESS ROOMで受注会『trippen×mum & gypsy“CYCLE”collection』を開催。若林佐知子が担当した同公演の衣装を注文することができる。マームとジプシーが受注会を行なうのは今回が初。
藤田貴大のコメント
また朝を迎える
その色のなかで
おもいだすこと
ざらつきは日々、増していく。
重なり重なって蓄積していく。
いつだったか、からだのなかにとりこんだ言葉にならないこと。もしくはできないことは、
だれにも知られることのない記憶の場所にとどまって、息をひそめている。
それらは、いつか声になるか。
外へ、でていこうとするのか。
つまり、循環するのだろうか。
今朝も、靴を履いた。その足もとを、なぜかみつめた数秒間。あのときの、あのひとの表情。
あの言葉のほんとうの意味。夜へと消えていった足音を、おもいだした。
2020.1.15 藤田貴大
- イベント情報
-
『trippen×mum & gypsy“CYCLE”』
2020年3月1日(日)~3月8日(日) 会場:東京都 渋谷PARCO ほぼ日曜日作・演出:藤田貴大 出演: 小椋史子 猿渡遥 辻本達也 中島広隆 船津健太 吉田聡子 料金:前売3,800円 当日4,200円(共にドリンク別)
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?